釣りバカ日誌12−史上最大の有給休暇−

釣りバカ日誌12−史上最大の有給休暇−

ニッポン娯楽映画の最高峰。誰もが笑えて元気になれる、満足度100%保障付き。

名コンビ、浜ちゃんとスーさん萩へ行く!西田敏行と三國蓮太郎の掛けあいが今作でも冴えわたる!

釣りバカ日誌12−史上最大の有給休暇− 毎度お馴染み、浜ちゃんとスーさんの釣りバカコンビが、今度は山口県の萩で騒動を起こす。人気の『釣りバカ日誌』シリーズの14本目となる本作(14本目なのに、なぜタイトルが『12』なのかというと、それは間に『釣りバカ日誌スペシャル』と『花のお江戸の釣りバカ日誌』が入っているから)。
原作は『ビッグコミックオリジナル』に現在も連載中だが、映画版は完全にオリジナル路線まっしぐら。西田敏行扮する釣りバカのダメダメ社員・浜ちゃんこと浜崎伝助と、三國蓮太郎演じる鈴木建設株式会社の社長でありながら浜ちゃんの釣りの弟子であるスーさんの奇妙な友情をベースに、ストレートな笑いと人情味あふれるドラマを詰め込んだ、独自の世界を作り上げている。

釣りバカ日誌12−史上最大の有給休暇−さてさて、今回の舞台は萩。スーさんが、最も信頼していた常務であり、浜ちゃんの釣り仲間で「スズケン・フィッシングクラブ」会長の高野研一郎が退職することになり、スーさんの心はサガり気味。そんな時、ちょうど高野常務が余生を楽しんでいる山口県への出張が決まり、浜ちゃんを誘って萩へ行くことに。ところが、有給休暇なんてとうに使い果たしている浜ちゃんは、休みを取るのに四苦八苦――。
日本映画史上に燦然と輝く名コンビ、西田敏行と三國蓮太郎の息のあった掛けあいと個人技には、今回もただただ圧倒されるばかり。まるで長年コンビを組んでいた漫才師のような雰囲気を醸し出し、爆笑の嵐を巻き起こす。さらに、浜ちゃんのよき上司・営業三課の佐々木課長には谷啓、そして今作で“ハッピーリタイアメント”を実現する高野常務には「無責任シリーズ」の生みの親である青島幸男が挑み、こちらもまたクレージーキャッツの谷啓と息のあった名場面を繰り広げてくれる。息があうといえば、もちろん忘れてはならないのが、美しいヒロインを演じる宮沢りえ。高野常務の姪っ子役として映画に華を添える彼女だが、その彼女に思いを寄せる医師を演じているのが吉岡秀隆だ。ご存知の方も多いと思うが、二人は『北の国から’95秘密』でも恋人役として共演をはたしている。この心が通い合った豪華なキャストをひとつにまとめあげているのが、本木克英監督。個性派俳優たちの怪演と、独特の物語をテンポよくスピーディに展開させ、一秒たりとも飽きさせることのないエンターテイメントにしあげている。

もちろん、『釣りバカ』だけに、今回も山口県宇部市・萩市でトラフグ、メジナ、チヌ、マダイを釣って、釣って、釣りまくります! ぜひとも家族全員でお楽しみください!!

しかし、残念なことに88年からスタートしたこの釣りバカシリーズが、今年の12月公開の新作『「釣りバカ日誌20」ファイナル』でついに最終回を迎えることとなった。長きにわたって愛されて来た日本映画への別れは寂しいけれど、浜ちゃんとスーさんと愉快な仲間達の友情と笑いは永遠です! 今作でもそんな笑いと感動の花が満開。ぜひとも家族全員でお楽しみください!!

有給休暇の正しい取り方のススメ。会社を休んで釣りに行くぞ!

釣りバカ日誌12−史上最大の有給休暇− 鈴木建設の万年ヒラ社員、浜ちゃんこと浜崎伝助(西田敏行)は今日もまったく仕事に身が入らず、頭の中は釣りのことばかり。ダメな部下を持ったことで、出世街道から大きく外れてしまった営業三課の佐々木課長(谷啓)も、もはやあきらめ気味。
そんなある日、鈴木建設・設計部門トップの高野常務(青島幸男)が辞表を提出した。あまりの突然の出来事に、鈴木建設の社長であるスーさんこと鈴木一之助(三國蓮太郎)は困惑する。なぜなら、大勢いる幹部のなかでも特に高野常務に信頼を寄せていたからだ。
高野常務に会社を辞めてどうするつもりなのかを問うたところ、常務はハッピーリタイアメントをした暁には、故郷の山口県萩市に帰り、長年の夢だった悠々自適・釣り三昧の暮らしをするのだという。そう、高野常務は鈴木建設フィッシングクラブの会長であり、副会長の浜ちゃんとは釣りという共通の趣味で繋がっていたのだ。
ハッピーリタイアメントの挨拶にやってきた高野常務が浜ちゃんに声をかける。
「君が釣り竿を抱えて遊びに来るのを待っているよ」
山口県といえば日本海、
「今の季節だったらチヌにイサキ!」浜ちゃんの目が輝く。

釣りバカ日誌12−史上最大の有給休暇−山口に帰った高野常務は少年時代を過ごした家で、のんびりとした時間を過ごしていた。一人暮らしではあったが、近所の薬局で働く姪っ子の梢(宮沢りえ)が世話を焼いてくれ、さらに目の前は大好きな海が広がっていることで、この上ない充実感を味わっていた。
しかし、そんな充実の季節を生きる高野常務をある出来事が襲う――。

一方、東京ではスーさんの山口出張の話が持ち上がっていた。どうせ山口へ行くならば高野常務の元を訪れ、本当に会社に戻る気がないかを今一度確認しようと考えるスーさん。しかし、二人きりだと重たい雰囲気になりそうな予感がする。そこで天下のお調子者の浜ちゃんを誘うことに。
「浜ちゃん。有給休暇をとって一緒に行こうよ。そして三人で釣りをしようよ」。
スーさんの誘いに浜ちゃんの心も浮足立つ。ところが、浜ちゃんは有給休暇などとっくの昔に使いつくしてしまっていたのだ。あの手この手をつかって、なんとか休みを取ろうとする浜ちゃん。
そしてついに、ある奇策を実行することに――。

釣りバカ日誌12−史上最大の有給休暇−

キャスト

<浜崎伝助>
西田敏行
<鈴木一之助>
三國連太郎
<浜崎みち子>
浅田美代子
<佐々木課長>
谷啓
<高野研一郎>
青島幸男
<木戸梢>
宮沢りえ
<上杉晋>
吉岡秀隆
<渡辺>
大杉漣
<鈴木久江>
奈良岡朋子

スタッフ

<原作>
作:やまさき十三 画:北見けんいち
(小学館『ビッグコミックオリジナル』)
<監督>
本木克英
<脚本>
山田洋次、朝間義隆
<プロデューサー>
瀬島光雄、中川滋弘、深澤宏
<撮影>
花田三史
<美術>
横山豊
<音楽>
大島ミチル
<照明>
土山正人
<編集>
川瀬功
<録音>
岸田和美