ダイ・ハード

ダイ・ハード

戦場と化した地上40階の高層ビル。テロリスト12人を相手にまったなしの勝負に挑むのは“あの男”!

ブルース・ウィリスの出世作。不死身の男伝説はかくして誕生した!!

ダイ・ハード すっかりお馴染みになったブルース・ウィリスの『ダイ・ハード』シリーズ。
武装テロリストたちに占拠されたハイテク高層ビルを舞台に、果敢にもたった一人で凶悪犯との戦いに挑む刑事――ジョン・マクレーンの姿を追った、スリルに満ちた超傑作エンターテイメントの登場だ!!

1988年の衝撃デビュー以来、“死んでも死なないタフな奴”の称号を獲得したジョン・マクレーン刑事の、機転の利いたとっさの判断と体を張ったタフなスタントが魅力の本作は、それまでのアクション映画の常識を覆したとんでもないものだった。今ではそう珍しいことではなくなったが、『ダイ・ハード』以前のブロックバスター・アクション映画は、鋼のような体を持った肉体派俳優が派手な銃をぶっ放し、真っ正面から相手に挑んで行くという分かりやすいパターンが常だった。ところが本作では、たとえ刑事としての能力はあるにしても、私生活はダラしなくうだつのあがらない平凡な男を主役に立て、明かに不利な状況で頭脳と機転を武器にテロリストと戦う、「アクション映画の主役だって筋肉だけでなく、頭も使うんだ!」という新たなシナリオを打ち出したのだ。しかも、戦いの舞台は地上40階の高層ビルの中のみという、大胆な発想。限定された空間の中で次々とジョン・マクレーンに襲いかかる無理難題を、いかにしてクリアして行くか? 極限の状態で脳みそまでフル稼働し、果敢にも人質救出に挑む人間味あふれる男の姿は、誰の目から見ても「カッコイイ」の一言につきるのだ。

ダイ・ハードそんなマクレーン刑事を演じているのがブルース・ウィリス。TVシリーズ『こちらブルームーン探偵社』の出演により、スター街道を駆け上がっていた当時33歳のブルースは、本作の大ヒットでその地位を揺るぎないものとした。恐らくブルース自身も、まさか『ダイ・ハード』がこれだけの影響力を持ち、長いシリーズになるとは(シリーズ4作目の『ダイ・ハード4.0』は、07年ブルース52歳で出演)思ってもみなかっただろう。なにしろ当初この役には、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスタ・スタローン、バート・レイノルズ、リチャード・ギアが候補リストに並び、ブルースは彼らに続く5番目だったというのだから。しかし、候補俳優の降板が続き、さらに『こちらブルームーン探偵社』の共演相手の妊娠でドラマの撮影が中断されたことなど、まるでブルースに「この役をやれ」と言わんばかりの運命の巡りあわせにより、見事ハマリ役をゲット。こうして絶対にくたばらない男の伝説が誕生したのだ! 愛する家族に会いたかっただけの平凡な男が、偶然巻き込まれた惨事。その男が今夜、己の中に潜む野生を解き放ち、人質を救出するためにテロリストたちと真っ向対決に挑む!!
手に汗握るノンストップジェットコースターをとくとご堪能あれ!!

愛という名のもとに、男の意地を賭けてハードに戦う!

ダイ・ハード ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、クリスマス休暇を別居中の妻ホリー(ボニー・ベデリア)とふたりの息子たちと過ごすため、ロサンゼルスの空港に到着した。日本の商社・ナカトミ株式会社の女性重役として成功を収めているホリーが、ナカトミ社が建設した34階立ての超高層ビルで開催されるクリスマス・パーティに、夫のマクレーンを招待したのだ。単身赴任で夫と別れて生活をしているホリーは、内心結婚と仕事の両立に苦しんでいたが、ジョンとの再会で夫への愛が冷めていないことを再確認した。

クリスマス・イブのこの日。ナカトミ社以外のすべてのオフィスは休暇中。ビルには受付の男性以外誰もいなかった。ただし、30階ではナカトミ社の社長タカギ(ジェームズ・シゲタ)を初め、30人ほどの社員が今年最高の業績をあげたことへの慰労を兼ねてパーティを開いていた。ここにホリーとジョンの姿があった。ところが、パーティが盛り上がりをみせた頃、13人のテロリストたちがビルに侵入。受付の男を射殺して29階までを完全に封鎖し、電話線を切断してしまった。この侵入者たちのリーダーは自身をハンス・グルーバー(アラン・リックマン)と名乗り、「日本商社のあくどい商法に制裁を加える」、と金庫に眠る6憶4000万ドルの譲渡可能な無記名の債券を要求してきた。そして、これに応じなかったタカギをその場で射殺してしまった。

ダイ・ハードこの射殺現場を偶然目撃してしまったジョン。これが引き金となり、ジョンとテロリスたちの息もつかせぬ攻防が始まる。テロリストたちはパーティの客30人を人質として確保したもの、ジョンの存在は知らなかった。そのため、人質以外に攻撃をしかけてくる人物が誰かを探しだすため、テロリストの内2人が階上に偵察に上がった。その2人を射殺したジョンは、機転をきかせ、外部との連絡を遮断されたビルからパトロール中のパウエル巡査部長(レジナルド・ヴェルジョンソン)にビル内で起こっている惨事を知らせ、応援を求める。これによりハンスが西ドイツの過激派グループのリーダーであることが判明し、世界各国のテロリストの釈放を要求したため、FBIも動き出した。

しかし、テロリストたちも負けてはいなかった。閉ざされたビル内で、ハンスの巧妙な作戦によりジョンは次第に追いつめられていく。さらに、テロリストの一味が金庫の暗号解読に成功し、債権まで手に入れてしまう。しかし、ジョンにとってそれ以上に最悪だったのは、事件を聞きつけたマスコミの報道により、ハンスが人質の中にいるホリーの存在を知ってしまったことだ。ホリーがジョンの妻であることを知ったハンスは、彼女を盾に、ビルからの脱出を企てる。愛する妻を捕えられたジョンに残された弾はたった2発。刑事として鍛えられた頭脳と半端ない闘志が彼女を救うことができるのか――。

ダイ・ハード

キャスト

<ジョン・マクレーン>
ブルース・ウィリス(野沢那智)
<ハンス・グルーバー>
アラン・リックマン(有川博)
<ホリー・ジェナーロ・マクレーン>
ボニー・ベデリア(弥永和子)
<アル・パウエル巡査部長>
レジナルド・ベルジョンソン(坂口芳貞)
<ドウェイン・T・ロビンソン>
ホール・グリースン(小林修)
<アーガイル>
デボロー・ホワイト(江原正士)
<ソーンバーグ>
ウィリアム・アザートン(安原義人)
<エリス>
ハート・ボックナー(石丸博也)
<タカギ>
ジェームズ・シゲタ(阪脩)
<ビッグ・ジョンソン>
ロバート・ダビ(麦人)

スタッフ

<監督>
ジョン・マクティアナン
<製作>
ローレンス・ゴードン
ジョエル・シルバー
<脚色>
ジェブ・スチュアート
スティーブン E.デ・スーザ
<原作>
ロデリック・ソープの小説〈新潮社文庫刊〉
<製作総指揮>
チャールズ・ゴードン 
  
<撮影>
ジャン・デ・ボン
<プロダクション・デザイン>
ジャクソン・デゴビア
<編集>
フランク・J・ユリオステ
ジョン・F・リンク
<視覚効果製作>
リチャード・エドランド
<衣装デザイン>
マリリン・バンス=ストレイカー
<キャスティング>
ジャッキー・バーチ
<音楽>
マイケル・ケーメン
<美術>
ジョン・R・ジェンセン
<セット装飾>
フィル・M・レナード
<セット・デザイナー>
E・C・チェン
ローランド・ヒル