ロサンゼルス。交通係に左遷されたカーター(クリス・タッカー)は、今日も路上でダンス混じりに交通整理中。セクシーな女子2人組をとっ捕まえて、今夜は合コン! と無二の相棒の携帯電話を鳴らす。しかしその頃、リー(ジャッキー・チェン)は国際法廷のシンポジウムに出席する中国のハン大使(ツィー・マ)の護衛中。話もそこそこにカーターからの電話を切るリー。
シンポジウムに到着したハン大使は、これまで秘密に包まれていた中国マフィアの“シャイシェン”の居所を突き止めた、と発言。会議が騒然とする中、向かいのビルに潜んでいた刺客がハン大使を狙撃する。逃亡する狙撃犯を目撃したリーは、追跡を開始。警察無線でその情報をキャッチしたカーターも、現場に急行する。
リーは行き止まりの路地に狙撃犯を追いこむことに成功。しかし、犯人の顔を見てショックを受ける。それはかつての親友、ケンジ(真田広之)だったのだ。ケンジに拳銃を突きつけながらも引き金を引くことをためらうリー。そこにカーターが現れ、ケンジには逃げられてしまう。
ハン大使は一命を取り留めたが、大使から“シャイシェン”にまつわる秘密の文書を受け取っていた娘のスーヤン(チャン・チンチュー)も命を狙われていた。案の定、大使が入院する病院に、ケンジの仲間と思われる刺客が現れる。激闘の末、リーとカーターは一人の身柄を確保。中国系でありながらフランス語しか解さない彼を尋問し、“ジャンビエーブ”という名前とある住所を聞き出すことに成功する。
ハン大使とスーヤンを、安全のために国際刑事法廷のレイナード委員長(マックス・フォン・シドー)に預けることにしたリー。しかし、レイナードとスーヤンが乗ろうとした車が突然爆発を起こす。フランス領事館で起こったその爆発、フランス語しか話さない刺客、パリで開催される国際法廷の会議…フランスで何かが起こると直感したリーとカーターはパリに向かう。
カーターが持参したガイドブックによると、刺客が白状したのはパリのナイトクラブの住所だった。2人はジャンビエーブを探すために早速そのクラブへ。そこへ美しい女刺客・ジャスミン(工藤夕貴)が現れ、リーを襲撃。執拗な彼女の攻撃をかわし、ジョージ(イヴァン・アタル)の運転するタクシーでパリ市街を逃走するリーとカーター。2人はなんとか逃げ切ったかにみえたが、結局ケンジに捕まってしまった。
リーとケンジは、かつて孤児院で兄弟のように育った仲だった。運命のいたずらにより、敵味方として再会した2人。ケンジは、リーが即刻パリから出ていけば命を助けるという条件を出すが、リーは拒絶。2人の対立が決定的となる中、リーとカーターはケンジの元から逃げ出す。
無慈悲な暗殺犯と化したケンジのことを、いまだに心のどこかで信じているリー。そんな自分に決着をつけるために今回は一人で戦うと言い出し、失望したカーターは、一人、パリの街へ。そしてムーランルージュで偶然ジャンビエーブ(ノエミ・ルノワール)を発見する。一方、リーはレイナードから“シャイシェン”の正体を聞かされていた。“シャイシェン”は人名ではなく、中国マフィアのリーダーの名前が記されたリストだったのだ。レイナードからジャンビエーブの居所を聞き、リーもムーランルージュへ。
ムーランルージュにはジャンビエーブを狙う中国マフィアも潜入していた。リーとカーターはステージに現れたジャンビエーブを救出し、“シャイシェン”の衝撃的な正体を知る。そこに、ケンジからの脅迫電話が…。スーヤンを誘拐したケンジは、彼女と引き換えにジャンビエーブをエッフェル塔で引き渡すようリーに迫る。
強い決意と共にエッフェル塔に向かうリー。かつての親友を倒さなければ、スーヤンも“シャイシェン”も守ることはできないのだ…! パリの夜空にそびえ立つエッフェル塔で、運命の決戦の幕は切って落とされた!!



ジャッキー・チェン&クリス・タッカー。生真面目な香港の捜査官と、音楽と女性に目がないアフリカン・アメリカンの刑事が繰り広げる、爆笑痛快バディ・アクション・ムービーの第三弾! 今回は舞台をパリに移し、お馴染みの2人が中国マフィアと大バトル! 敵役には、日本を代表するアクションスター、真田広之が登場!! 劇場公開時には惜しくもカットされてしまったリーとカーターの爆笑掛け合いシーンなどを追加した、日本未公開バージョンでお届けする。
もちろん、ジャッキーとクリス・タッカーによる、どこまでがアドリブなのかわからないやり取りなど、ギャグもますますパワーアップ。ジャッキーよりもジャッキーらしい(?)石丸博也と、コメディを吹き替えさせたら右に出る者はいない山寺宏一という2人の名優による、吹き替えならではの掛け合いも絶好調だ。特に、マフィアを尋問するためにフランス語の通訳と駆り出されたシスターが、文字にはできないような罵詈雑言を「通訳」していく様がとにかくおかしい。他にも、アメリカ嫌いのフランス人タクシー運転手が「アメリカン」に変身する様や、逃亡犯としてアメリカに入国できずにいるロマン・ポランスキーがフランスの入国審査担当として登場するなど、自虐的なネタも満載だ。