宇宙空間を飛行中のスペースシャトルが、隕石の衝突により突然爆発。そして数時間後、NYに無数の隕石が降り注ぎ壊滅的な被害が発生。前代未聞の異常事態を受け、NASAの総指揮官トルーマン(ビリー・ボブ・ソーントン)は総力を挙げて原因を分析。すると、信じがたい事実が明らかになる。小惑星が地球に向けて接近中で、このままでは衝突の衝撃で地球が滅亡してしまうというのだ。衝突までに残された時間は18日間。混乱を避けるため、事実は公表されないまま、トルーマンらは最悪の事態を避けるための手段を模索し始める。
その頃。石油採掘のスペシャリスト・ハリー(ブルース・ウィリス)が率いるチームは、南シナ海で石油を掘削中。愛娘のグレース(リブ・タイラー)が、チーム最年少のはみ出し者・A.J.(ベン・アフレック)と恋仲にあることを知ったハリーは激怒。ハリーがライフルでA.J.を追いまわす騒動に発展していた。そこに突然大統領の使者が現れ、ハリーとグレースはNASAへ向かうことに。
そこでハリーは衝撃の事実を知らされる。地球を滅亡させる小惑星が近付いていること。衝突を阻止するためには、惑星の地中深くで核爆弾を爆破させ、小惑星の軌道を変えるしかないということ。そして、その核爆弾をセットする穴を掘削するリーダーに、ハリーが任命されたというのだ。タイムリミットはあとわずか。ハリーは戸惑いながらも、任務を引き受けることに。
ミッションに必要なのは、2機のスペースシャトルに分乗する8人の技術者。NASAが選抜した掘削スタッフの面々を紹介されたハリーは、彼らではなく自分と一緒にこれまで仕事をしてきた仲間を宇宙に連れていくようトルーマンを説き伏せる。
集められたのは社会生活には適合しにくい、ひと癖もふた癖もある男たち。ハリーの右腕的存在のチック(ウィル・パットン)、地質学の天才的知識を持つ奇人・ロックハウンド(スティーブ・ブシェーミ)、マザコン気味のマックス(ケン・キャンベル)、バイク大好きな巨漢のベアー(マイケル・クラーク・ダンカン)、口数は少ないが男気溢れるヌーナン(クラーク・ブローリー)、お調子者のカウボーイ・オスカー(オーウェン・ウィルソン)。そして、若さゆえに暴走しがちだが才能に溢れるA.J.がハリーと共にリーダーを務めることに。軍の上層部は宇宙飛行士の素質ゼロの彼らに作戦を任せることに不安を抱くが、トルーマンは彼らの絆が起こす奇跡に賭ける決意を固めていた。
突貫で彼らが宇宙に旅立つ準備が開始。ハリーたちは訓練と並行して、NASAが作った小惑星で使う掘削機“アルマジロ”を全面的にカスタマイズすることに。机上の理論を振りかざすNASAの面々と、経験だけを武器に生きてきたハリーたちは衝突ばかり。チームワークに不安を残しながらも、出発の日は近付いていた。
地球で過ごせるのはこれが最後になるかもしれない。メンバーに最後の休暇が与えられた。妻と離婚し息子と離れて暮らすチックは、家族のもとを訪れる。A.J.からプロポーズされたグレースは、ハリーに婚約を告白。娘の幸せを見届けるために生きて地球に戻ってくるとハリーは約束する。
遂に打ち上げ当日。全世界が見守る中、ハリー率いるフリーダム号と、A.J.がリーダーを務めるインディペンデンス号が宇宙に飛び立った。彼らはまずロシアの宇宙ステーションで給油するが、そこでトラブルが発生。辛くも脱出した2機を、小惑星がまき散らす隕石群が襲う。遂にインディペンデンス号に隕石が衝突! 機体は小惑星に墜落してしまった!!
限られた時間の中で最善を尽くそうとするハリーたち。しかし地上では無情にも、政府が用意した「第二案」が発動されようとしていた。彼らは無事に小惑星を爆破し、地球を救うことができるのか? 最も偉大で過酷な挑戦が、始まった!



全人類が滅亡の危機にさらされる中、立ち上がった8人のダメ男たち。愛する者を、そして世界を守るために、彼らは熱い思いを胸に宇宙へ旅立つ…。世界中を涙と感動で包んだ一大巨編「アルマゲドン」が登場。
地球を守るために命をかける男たちの闘いの物語として、父と娘、その恋人による普遍的な愛の物語として、そして強い絆で結ばれた男たちの友情の物語として。誰もの心に響くエモーショナルな要素が絶妙に配合された脚本は、これでもかというほど泣きのツボをつきまくる。そんな「泣ける映画」のイメージが強い作品だが、実はコメディの要素もたっぷり。スティーブ・ブシェーミやオーウェン・ウィルソン、ロシア人宇宙飛行士役のピーター・ストーメアのやり取りは、観ているだけで愉快。また、隕石の衝突で破壊されるNYを逃げ惑う市民(日本人観光客を演じているのは松田聖子!)の描写など、随所にシニカルな視点も。掘削チームのメンバーを1人ずつ紹介していくシークエンスでは、ミュージック・ビデオ出身で「パール・ハーバー」「トランスフォーマー」のマイケル・ベイ監督らしい、スピーディーでコミカルな演出が光る。