ゴースト ニューヨークの幻

ゴースト ニューヨークの幻

大切な人と“死”で引き裂かれた時、あなたなら…?美しく、儚い。永遠のラブストーリー

公開から20年を経ても輝く普遍的な魅力に満ちたファンタジックなラブ・サスペンス

ゴースト ニューヨークの幻 愛する人を遺して突然命を奪われた男。 “ゴースト”として彼女を守ることが、彼にとっての愛の形だった…。公開から20年、今なお多くのファンから愛され続けている「ゴースト ニューヨークの幻」。美しく、儚く、切ない。“永遠の愛”を描いた不朽のラブストーリーだ。

恋人のモリー(デミ・ムーア)との新生活が始まった矢先、強盗に殺されてしまったサム(パトリック・スウェイジ)。サムは、ゴーストとして彼女の傍に留まる中で、自分が親友によって計画的に殺害されたことを知る。しかもモリーも命の危険にさらされていた! サムは霊媒師のオダ・メイ(ウーピー・ゴールドバーグ)の助けを借りて、親友の陰謀を暴き、可能な限りの手を尽くしてモリーを守ろうとする!

どんなに深く愛し合っていても決して避けられない別れ=死。その別れを、死んだ当人とその恋人が受け入れるまでの過程が、ファンタジックに描かれる。鍵となるのは、サムが生きている間にモリーに言うことができなかった「愛している(I love you)」という言葉。この言葉を伝えることが、サムにとって彼女との永遠の別れを受け入れることを意味する。オダ・メイの助けを借りながら、ありったけの思いを伝えようとするサムの姿は、切なく愛おしく、強く胸に響く。

ゴースト ニューヨークの幻 永遠の愛というラブストーリーの究極の形を描く一方で、硬派なサスペンスが展開するのも本作の魅力。親友の思いがけない裏切りを知ったサムが、親友を徐々に追い詰め復讐を遂げる姿は容赦なく冷酷。ハードな展開が甘いメロドラマをしっかり引き締めている。また、現世で悪事を働いた人間が影に潜んでいた“何か”の力で地獄に引きずり降ろされるなどの、ホラー風の描写もプラス。幅広い層が楽しめる作品に仕上がっている。

甘いルックスで女性を虜にした主人公のサムを演じたのは、「アウトサイダー」「ダーティ・ダンシング」などのパトリック・スウェイジ(2009年に長年の闘病生活の末、天国に召されてしまった。合掌)。透明感満点のキュートなヒロインは「セント・エルモス・ファイアー」「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」などのデミ・ムーア。そして、胡散臭い霊媒師役で物語を引っ張るのは「天使にラブソングを…」などのウーピー・ゴールドバーグ。他の人には見えないサムを相手に一人芝居を見せたりと、この作品のコメディパートを一手に引き受け、本作でアカデミー賞助演女優賞を受賞した。

監督は「裸の銃(ガン)を持つ男」などのザッカー兄弟の弟、ジェリー・ザッカー。様々な映画でパロディ化されるロクロを使ったラブシーンなど、映画史に残る名場面が満載だ。ライチャス・ブラザーズによるオールディーズの名曲「アンチェインド・メロディ」も公開当時大ヒット。鑑賞後にも深い余韻を残す。

11月13日より、本作を日本版に翻案した「ゴースト もういちど抱きしめたい」が公開。松嶋菜々子&ソン・スンホンの夢の顔合わせで、男女の立場を逆転した新しい物語が誕生した。命を失っても愛する人の傍にいたいという願いは、世の東西を問わない普遍のテーマ。誰の心にも響く魅力を持った、永遠のラブストーリーだ。

彼女を守りたい、そして「愛している」と伝えたい ゴーストになった男の究極の愛の形

ゴースト ニューヨークの幻 銀行員のサム(パトリック・スウェイジ)と恋人のモリー(デミ・ムーア)は、新しいマンションで新生活を始めたばかり。ある朝、出勤したサムはある口座に奇妙なお金の動きがあることを発見する。同僚で親友のカール(トニー・ゴールドウィン)は調査を手伝うと申し出るが、サムは独自にその口座について調べることに。

その夜。サムとモリーが劇場に行った帰り道。モリーの突然のプロポーズに、サムは「Yes」と言うのを躊躇してしまう。そこに突然強盗(リック・アビルス)が襲いかかり、もみあっていたサムは拳銃で撃たれて死亡。天国からの迎えに背を向けたサムは、“ゴースト”としてモリーを傍で見守ることに。

数日後、サムの遺品整理の手伝いに来ていたカールは、モリーを気分転換にと散歩に誘う。サムも2人を追いかけようとするが、そこに自分を殺した強盗が現れる。彼は合鍵でマンションに侵入し、何かを探している様子だ。咄嗟にサムは殴りかかるが、彼の拳は強盗の身体を通り抜けるだけ。そこにモリーが帰ってきた。強盗の存在をモリーに知らせようとしても、サムの言葉は届かない。サムは咄嗟にモリーの愛猫をけしかけて、強盗を追い出すことに成功する。

逃げ出した強盗を追って地下鉄に乗り込んだサムに、そこを縄張りにしているゴースト(ビンセント・シアベリ)が襲いかかってきた。彼の攻撃を交わして追跡を続けたサムは、強盗の住所と彼がウィリー・ロペスという名であることを突き止める。

ゴースト ニューヨークの幻 その帰り道。ふとした思いつきで霊媒師の店に入り込むサム。そこにいたのは霊媒師のオダ・メイ・ブラウン(ウーピー・ゴールドバーグ)。仕事の仕方は詐欺まがいだが霊感が強いのは本当で、サムの声が彼女の耳には届くようだ。サムは嫌がるオダ・メイを説得して、モリーの元へ。サムしか知らないはずの秘密をオダ・メイが次々に口にするのを聞き、彼女のことを信じそうになるモリー。オダ・メイはモリーに、サムが計画的に殺されたこと、そして彼女も危険にさらされていることを告げる。

半信半疑のモリーは、オダ・メイが現れたことをカールに相談することに。カールは、事実を確かめる、とその足でロペスの家へ。同行したサムを、驚愕の展開が待ち受けていた。ロペスにサムを襲わせたのは、カールその人だったのだ! カールは、マフィアの金を銀行で“洗浄”するマネー・ロンダリングに手を染めていた。それをサムに知られそうになり、カールはサムを襲うようロペスに依頼したのだ。

同じ頃、警察に向かったモリーはオダ・メイが有名な詐欺師だったことを知り、落胆していた。そんな彼女を何食わぬ顔で慰めるカール。しかもカールがモリーにキスをするのを見て、サムは怒りにまかせて2人に殴りかかる。その瞬間、サムの手がぶつかった写真立てが転倒。驚きつつも、地下鉄で会ったゴーストが自在に物体を動かしていたのを思い出したサムは、彼から物を動かすコツを教えてもらった。

サムはカールが架空口座にプールしていた400万ドルを、オダ・メイに解約させる。引き出そうと思っていた金が消えパニックになったカールを、サムが起こしたポルターガイスト現象が襲う。サムの存在を信じ始めたカールは、モリーの元に向かう。

サムとカール、親友同士の対決が遂に最終局面へ。そしてサムは、閉ざされてしまったモリーの心を開き、彼女にもう一度愛を伝えようとするが…。

ゴースト ニューヨークの幻

キャスト

<サム・ウィート>
パトリック・スウェイジ(堀内 賢雄)
<モリー・ジャンセン>
デミ・ムーア(松井 菜桜子)
<カール・ブルーナー>
トニー・ゴールドウィン(家中 宏)
<スーザン>
スーザン・ブレスロウ(定岡 小百合)
<ローズ>
マルティーナ・デグナン(佐藤 しのぶ)
<ウィリー・ロペス>
リック・アビルス(西 凛太朗)
<オダ・メイ・ブラウン>
ウーピー・ゴールドバーグ(片岡 富枝)
<地下鉄のゴースト>
ビンセント・シアベリ(水野 龍司)

スタッフ

<監督>
ジェリー・ザッカー
<製作>
リサ・ウェインスタイン
<脚本>
ブルース・ジョエル・ルービン
<製作総指揮>
スティーブン・チャールズ・ジャッフェ
<撮影>
アダム・グリーンバーグ
<美術>
ジェーン・マスキー
<編集>
ウォルター・マーチ
<音楽>
モーリス・ジャール
<衣装>
ルース・モーリー
<SFX>
リチャード・エドランド
<主題歌>
「アンチェインド・メロディ」ライチャス・ブラザーズ