世界中で、犯罪者が不審な死を遂げる事件が発生。犠牲者は社会から抹殺されてもおかしくないような凶悪犯ばかりで、その死因のほとんどが心臓麻痺。何らかのウィルスのせいなのか、それとも何者かによる意図的な“殺人”なのか? でもその方法は? 捜査が行き詰まる中、司法に代わって罰を下すその存在は“キラ”と呼ばれ、熱狂的な信者も現れ始めていた。
夜神月(やがみライト/藤原竜也)は、名門大学の法学部に通う大学生。司法試験に一発でパスできる明晰な頭脳を持ち、父の総一郎(鹿賀丈史)は警察庁に勤務、幼馴染みの恋人・詩織(香椎由宇)との関係も順調で、未来の成功は約束されているかのように見えた。しかし彼には、誰にも言えない秘密があったのだ。
一か月前のある夜。月は無罪判決を受けた殺人犯が祝杯を上げているのを目撃。司法の限界と無力な自分を思い知る。その直後、彼の前に一冊のノートが落ちてくる。ノートの表紙には「DEATH NOTE」の文字が、そして中にはノートの使い方が記されていた。名前を書くだけで相手を殺せる死神のノート。半信半疑で、ある犯罪者の名前をノートに書き込む月。すると翌日、その犯罪者が死亡したというニュースが…。
このノートさえあれば犯罪のない世の中を作ることができる。理想に燃える月の前に、そのノートの持ち主である死神・リューク(声:中村獅童)が現れた。面白半分のリュークとタッグを組み、次々と犯罪者を粛正し始める月。そう、月こそ“キラ”だったのだ。
“キラ”の出現から、世界中で凶悪犯罪は激減していた。しかし、事態を重く見たICPO(インターポール)は、キラ事件の本格捜査に着手。総一郎が本部長を務める警察庁捜査本部に、数々の難事件を解決したという天才的名探偵・L(松山ケンイチ)の代理人・ワタリ(藤村俊二)が現れる。自らの正体は明かさないまま、Lによる捜査が始まった。
早速、Lはキラの力を試すために罠を仕掛けてくる。まんまとその罠にはまったキラを、テレビを通して挑発するL。その挑発に刺激された月は、自分こそが正義だと言い放つ。一方、冤罪の人間も殺してしまう危険のあるキラのやり方を認められない詩織は、キラに傾倒していく月に違和感を覚えていた。
人気アイドルの弥海砂(あまねミサ/戸田恵梨香)をはじめ、世間でのキラの評価は高まる一方。警察データへのハッキングで捜査状況も把握し、自信にあふれた月は次第に大胆な挑発行動を取るように。その行動をプロファイリングしたLは、着実にキラの正体に近づきつつあった。遂にある日、月は何者かに尾行されていることに気付く。
月は彼を尾行している人間に接触、Lの派遣したFBI捜査官・レイ(細川茂樹)であることをつきとめる。そして「デスノート」を武器にレイを意のままに操り、キラ捜査に関わるFBI捜査官を一掃することに成功。そしてレイ自身も、婚約者のナオミ(瀬戸朝香)の前で命を落とす。元FBIのナオミは、キラ=月であると見当をつけ復讐を胸に誓う。
一方、レイの死を受けて人数が激減した捜査本部では、総一郎ら残った刑事たちの前に遂にL本人が現れ、捜査は新たな段階に突入していくことに。
自らの頭脳とデスノートの力を使って、捜査の目を逃れようと画策する月。冷静な推理で次第に月を追い詰めていくL。ナオミもレイの敵を討つために最後の賭けに出ようとしていた。互いの心理の裏の裏まで読み合い、その先の一手を着実に打つために。月とLの戦いの幕が切って落とされた!


ノートに名前を書くだけで相手が死ぬ“死神のノート”を巡り、命がけの頭脳戦を繰り広げる若き2人の天才の生きざまを描き、社会現象にもなった大人気コミックの映画版「DEATH NOTE デスノート」。邦画史上初の前後編として制作され、アジアを中心に世界でブームとなった話題作を、2週連続で放送する。
日本の法制度に限界を感じ、デスノートを使って犯罪のない世界の実現に向けて行動を起こす正義感の強いエリート大学生、月を演じるのは藤原竜也。冷徹な頭脳と子どものような無邪気さを併せ持つ月役は、まさに適役。“キラ容疑”で警察とFBIから追われる身となりながら、圧倒的な自信を持ってデスノートを完璧に使いこなし、死神すら手玉に取りながら相手を追い込んでいく様はゾクゾクするほどクールだ。