“伝説の四人の王”がナルニア国を去ってから約1300年。戦闘的な民族、テルマール人の支配下にあるナルニア国。テルマール人の正統な王位継承者・カスピアン王子(ベン・バーンズ)は、王位を虎視眈々と狙う叔父のミラース(セルジオ・カステリット)により命を狙われていた。城壁の外の深い森へと逃げ込む決意を固めた彼に、家庭教師のコルネリウス博士(ヴィンセント・グラス)は本当の危機の時に使うようにと美しい角笛を手渡した。
森の奥でカスピアンが出会ったのは、滅んだと思われていたナルニアの民。創造主のライオン・アスランも去りテルマール人に虐げられる中、ナルニアの民たちは息を潜めて生き延びていたのだ。しかし、彼らにとってカスピアン王子は敵以外の何者でもない。城からの追っ手も迫り命の危険を感じたカスピアンは、とっさに手にした角笛を高らかに吹き鳴らした。
一方、イギリスに戻ったピーター(ウィリアム・モーズリー)、スーザン(アナ・ポップルウェル)、エドマンド(スキャンダー・ケインズ)、ルーシー(ジョージー・ヘンリー)の4人兄妹は退屈な日々を過ごしていた。しかしある日、突然地下鉄の駅に強い風が吹き荒れ、目を開くと彼らはナルニアの国に…。カスピアン王子が吹いた角笛が彼らを呼び戻したのだ。久しぶりに訪れたナルニアで彼らが目にしたのは、朽ち果てた宮殿。懐かしい衣装に身を包んだ4人は、アスランを探しに行くことに。しかし、魔法の力が消えかかっているナルニアは、彼らの知っている姿をすっかり失ってしまっていた。
ネズミの戦士・リーピチープや半人半馬のセントール(ケンタウルス)たちの手で命を助けられたカスピアン王子。しかし、彼らは自分たちの家族を死に追いやったテルマール人への恨みを晴らそうと、カスピアン王子を亡きものにしようとする。正義感が強く、幼いころからナルニアの伝説を聞いて育ったカスピアン王子は、自らが置かれた状況を説明し、テルマール人からナルニアを取り戻すため力を合わせるよう彼らを説得する。
ミラース率いるテルマール軍は、カスピアン王子とナルニアの民を攻略するための準備を着々と整えていた。一方、森の中を移動中のルーシーは、遠い山の峰にアスランの姿を発見。しかしピーターたちは彼女の言うことに耳を貸そうとしない。その夜、ルーシーはアスランがナルニアに戻ってくるリアルな夢を見る。夢の中のナルニアは、昔のように美しい自然と温かさに満ちあふれていた。自分の見たアスランが本物だと確信を深めるルーシー。そんな中、森の中でカスピアン王子とペベンシー兄妹が遭遇。かつての王をナルニアの民は温かく迎え入れ、彼らはテルマール軍に対抗するための策を練ることに。
ナルニアの地を守るためには攻撃あるのみとテルマールの城への全面攻撃を主張するピーターと、籠城策を主張するカスピアン王子の意見は真っ向から対立。戦いを好まないナルニアの民も戦闘には後ろ向きだったが、結局全軍を挙げてテルマールの城を攻めることに。しかし戦闘は熾烈を極め…。傷ついたピーターの心の隙に、思いがけない誘惑が忍び寄る。
遂に全面戦争に突入するナルニアの民とテルマール軍。これ以上の犠牲を防ぐため、捨て身の一手を打つピーター。スーザンとルーシーは、事態を収拾するためアスランを探しに森に向かうことに。
果たしてペベンシー兄妹は、ナルニアに平和を取り戻すことができるのか。そしてカスピアン王子は、ミラースから王位を取り戻すことができるのか。兄妹の命を賭けた本当の戦いが始まった…!


「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」と並ぶ名作ファンタジー小説「ナルニア国物語」シリーズ。ファン待望の映画版は、公開と同時に幅広い層を巻き込んだ一大ムーブメントを巻き起こした超大作だ。映画版第3章の「アスラン王と魔法の島」公開当日の夜、本作で大活躍するイケメン王子・カスピアンが王になるまでを描いた「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」が地上波初登場。
前作よりちょっぴり成長した“英雄王”ピーター(ウィリアム・モーズリー)、“やさしの君”スーザン(アナ・ポップルウェル)、“正義王”エドマンド(スキャンダー・ケインズ)、“頼もしの君”ルーシー(ジョージー・ヘンリー)。特にオシャマなルーシーの、ナルニアの平和を願う一途な瞳に胸キュン! 戦闘シーンで弓矢を構えるスーザンの凛々しさにもウットリだ。しかし、本作で最も注目したいのは、カスピアン王子を演じる新星ベン・バーンズ。彼は、「スターダスト」で主人公の父親の若い頃を演じ、そのイケメンぶりで話題沸騰。本作で、美しく優しい“理想の王子様”として世界中の女子のハートを釘づけにした。「第3章」ではナルニアの海に漕ぎ出し、ジョニー・デップ顔負けの海の男ぶりを見せつけてくれるので、まずは本作で初々しい彼の姿をご堪能あれ。