結婚式を目前にしたフリーライターの菊地(加藤晴彦)は、世紀の特ダネになりそうな事件を追っていた。死んだはずの人間が姿を消し、翌日にはその人間が何もなかったように"生き返る"という噂。都市伝説のようなネタを追う彼が、正体不明の情報屋から入手したのは一枚のディスク。そのディスクに映っていたのは、ある地下鉄の人身事故の映像だった。
就職活動中の大学生・玄野(二宮和也)は、ある日地下鉄の駅で小学校時代の親友・加藤(松山ケンイチ)と再会。加藤は線路に転落した男性を助けようとしていた。一度は無視しようとした玄野だが、加藤が電車にひかれそうになったのを見て咄嗟に手を差し伸べる。しかし次の瞬間、2人の身体はホームに入ってきた電車に…。
玄野と加藤が目を開くと、そこは都内らしきマンションの一室。部屋の中には鈴木(田口トモロヲ)や西(本郷奏多)ら5人の男たちが座っていた。ぼう然とする彼らの前に、今度は全裸の女性・岸本(夏菜)が"転送"されてくる。すると、部屋の中央にある黒い球"ガンツ"が突然歌い出した。ガンツは彼らの命が「無くなった」と宣言し、「ネギ星人」という星人を「ヤッつけろ」と命令。訳もわからないまま、ガンツの中から出てきたスーツと武器を身につけると、彼らの身体は再び"転送"されていった。
玄野たちが送られたのは多摩の住宅街。既にいくつかのミッションをクリアした経験を持つ西から、これがテレビ番組の企画であると教えられた一同は、ターゲットの子供のネギ星人を追跡。怯えるネギ星人を仕留めるが、そこに巨大な親ネギ星人が現れる。凶暴な親ネギ星人が仲間たちを倒していくのを見て、恐怖で動くことのできない玄野と加藤。そこに現れた西が親ネギ星人を倒し、最初のミッションは終わった。
マンションに戻ることができたのは西と玄野、加藤、岸本と鈴木。もちろん、この戦いはテレビ番組などではなく"現実"。西によれば、星人を倒せばガンツから得点が与えられ、「100てん」になると何かが起こるという。
その後一時的に元の世界に戻った一同。西は、高校で同級生から嫌がらせを受けていた。その憂さを晴らすように、身体能力を驚異的にアップさせるガンツスーツを武器に、街の不良たちを"征伐"していく西。そんな中、菊地は西に接触し、ガンツの秘密を探り出そうとするが…。
再び、ガンツの世界に戻される玄野たち。次のターゲットは「田中星人」だ。容赦なく人間に襲いかかる田中星人を前に、玄野と西は必死で抗戦。それを見た加藤も、我を忘れて戦いに加わることに。壮絶な死闘の末ミッションをクリアした人間はガンツの部屋へ。彼らは、「100てん」を取ればこの世界から解放されるか好きな人間を生き返らせるか、どちらかの願いが叶えられるという、ガンツの世界の仕組みを教えられる。
一方、謎の情報源に操られるように取材を進める菊地。失恋の衝撃で自殺を図った岸本。そして気の弱いサラリーマンの鈴木。少しずつガンツの秘密に迫りつつある菊地を、黒い服の謎の男たちが付け狙っていた!
三度、ガンツの部屋に集められた一同。次に対決するのは、仁王像の形をした「おこりんぼう星人」。全員で元の世界に戻るために協力しようと主張する加藤と、自分一人で戦うという玄野は対立。2人は反目し合ったまま、戦いの場に"転送"されていき…。
2人の前に現れたのは、これまで以上に強力な星人たち。彼らは次々に出されるミッションをクリアし、元の世界に戻ることができるのか? そしてガンツとは一体何なのか? 衝撃の展開が、彼らに襲いかかる!!


世界中にファンを持つ奥浩哉によるSFコミック「GANTZ」を、二部作で実写映画化。主演は二宮和也&松山ケンイチという、日本映画界が誇る2人の若手俳優。そんな夢のようなプロジェクトが発表されてから1年以上。第1弾となる「GANTZ」は1月29日に公開されると同時に記録的大ヒットを飛ばしている。
そもそもガンツとは何なのか。「星人」とは何者なのか。ガンツの内部に接続されている「玉男」の正体は。そして、自分たちは本当に死んでいるのか、生きているのか。自らの置かれた状況をまったく理解できないまま、触れるものすべてが謎に満ちた世界に入り込んでしまった玄野と加藤。観客に対しても物語を俯瞰で見せる方法は取らず、玄野たちと同じ衝撃を持ってガンツの世界をリアルに「体感」させていく仕掛けに引き込まれる。