いつものようにコンビニでアルバイト情報誌を立ち読みしていたフリーターの結城(藤原竜也)。彼の前に突然女神のような美女が現れる。OLをしているというその女性・祥子(綾瀬はるか)は、時給11万2000円という謎のアルバイトに一緒に参加しないかと結城を誘う。
数日後。アルバイトのために集まった結城たち10人の男女は、巨大なハイヤーに乗せられて山奥の「暗鬼館」と呼ばれる建物へ。館には人影もなく、機械的なアナウンスに導かれるままに館の奥へと足を進める10人。そこで7日間行われる「心理学の実験」に参加するだけで、彼らは高額な報酬を手にできるはずなのだ。多少「不穏当」で「非倫理的」な出来事が起ころうとも、彼らにとってその報酬は魅力以外の何ものでもなかった。
用意されていた豪華ディナーの席で、10人は改めて自己紹介をすることに。率先してその場を仕切る大迫(阿部力)は研修医だと名乗るが実は国家試験浪人中で、株で大損した借金の返済のためにバイトに参加した。恋人の若菜(平山あや)は大迫との結婚を夢見るネイリストだ。ブランドのお洋服を着こなしているが何か訳アリ気な美女・美夜(石原さとみ)。自分のことは語りたがらない岩井(武田真治)と、オシャベリなリストラ中年男・西野(石井正則)。攻撃的な瞳を隠そうとしない大学生の真木(大野拓朗)。そして柔和な表情で場をなごませようとする主婦の渕(片平なぎさ)と、経営していた会社が倒産したというアルコール中毒の安東(北大路欣也)。それぞれに金を手に入れたい動機を持っている面々に向かって、テーブルの中央に据えられたインディアン人形がこのバイトの「ルール」を説明しはじめる。
まず紹介されたのは「ガード」と呼ばれる監視ロボット。彼がここで起こる様々な出来事に際して全員の「お手伝い」をするのだという。世界の縮図でもある暗鬼館で過ごすルールは単純だ。夜10時以降に部屋から出ると「ガード」から「排除」されること。「事件」が起こったら「探偵」が解決すること。その解決が正しいかどうかは「多数決」で決めること。「多数決」で決まった「犯人」は「投獄」されること。7日目を迎えるか「生存者」が2人になったら、実験が終了すること。状況が理解できないまま、結城は不吉な予感に襲われる。
7日間を平和に過ごせば全員無事に報酬を手に入れることができるのだから「平和協定」を結ぼうと提案する結城。しかし、西野はどんな人間が混ざっているか分からないと一同の不安をあおる。西野はその後も、岩井が通り魔殺人犯に、渕が幼児虐待事件の犯人に、大迫が連続殺人犯に似ていると勝手に推測し、全員を混乱させていく。
1日目の夜。不安を胸に自室に入った結城だが、部屋の中に置かれた箱から「撲殺」と書かれた火かき棒が出てきてパニックに。全員の部屋に殺人用の凶器が置かれているということは、誰が殺人を犯してもおかしくない…。そして翌朝、最初の犠牲者が出てしまった!
ガードの手で棺桶に運ばれる死体。そこで一同は、「死体」と「探偵」、そして「犯人」にボーナスとして2倍の報酬が支払われるというルールを知らされる。その場で「探偵」の推理に従って多数決が取られ、投獄される「犯人」。結城はショックを受けて自分の部屋に戻るが、彼が不在の間に武器がすりかえられていた。一体誰が味方で、誰が敵なのか? 殺さなければ、殺されるかもしれない過酷なゲーム。暗鬼館は一瞬にして疑心暗鬼の人々が集う恐怖の館へと姿を変えた…!
そして起こる2つ目の殺人。恐怖心と猜疑心、復讐心が殺人の連鎖を生んでいき…。いったい誰が生き残り、報酬を手にすることができるのか? 命を賭けた死の推理ゲームが幕を開ける!


10月14日からの金曜ロードショーは、【秋のコレクション・秋コレ】!今もっとも旬な俳優が勢揃いしている大ヒット映画を、5週連続で放送します!(そのうち、なんと4作品がテレビ初登場!)第1弾は『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』。
控えめなヒロイン・祥子を演じる綾瀬はるか、訳アリの主婦を演じる石原さとみ、結婚を夢見るギャルを演じる平山あやの3人の美女がそれぞれに新たな魅力を開花させているのも必見。特に石原さとみが大切な者を守るために自らを追い詰めていく様は狂気を帯びた強さと切なさに満ちていて、「本当にさとみちゃん?」と言いたくなるほど。綾瀬はるかの何を考えているのかわからない“無”の表情作りや、平山あやの能天気すぎるほど明るいキャラクターも、見ているだけでゾクゾクワクワク。