逞(たくま)は心臓病を患い入院している8歳の男の子。主治医の種田医師(仲村トオル)の娘・繭(まゆ)と出会い一緒に過ごすうち、互いへの気持ちは小さな恋に変わっていく。しかしある日、彼は知ってしまった。このままでは自分が20歳まで生きられないということを…。自分の運命と待ち受ける「死」の実感が持てないまま、逞は繭と四つ葉のクローバーを探している時に約束をする。大きくなったら宇宙飛行士になる、そして繭と結婚する、と。
中学校に進学した繭(井上真央)と逞(岡田将生)は、誰もがうらやむ公認の仲。運動は禁じられているものの持ち前のノンキさで明るく前向きな少年に成長した逞を、繭は常に笑顔で見守ってきた。しかし、音もなく近づいてくる死の意味と自分がしてしまったプロポーズの重さに気付きはじめた逞は、死ぬ前に繭としっかり別れようと決意。両親の反対を押し切って全寮制の超名門高校「紫堂高校」に進学し、繭と距離を置こうとする。それは大好きな繭をこれ以上泣かせないために自分の恋心を封印しようとする、逞なりの男気だった。そんな逞の気持ちを知った繭は、自分の偏差値では紫堂高校への進学はムリだとアッサリ諦め、中学の卒業式で逞にドライに別れを告げるのだった。
そして4月。逞は新たな決意を胸に紫堂高校の入学式へ。しかし、新入生代表挨拶で登壇したのは、なんと繭。逞と結婚するという約束を守るために、高校卒業後は花嫁修業をしようと本気で考えていた繭。しかし逞が自分と距離を置こうとしていることを知って、残り少ない時間を一緒に過ごすために猛勉強して見事トップの成績で入学したのだ。壇上から、啖呵を切るように威勢よく逆プロポーズをする繭の姿に学生たちは騒然。気が強く可愛らしい繭の姿に、同級生の昂(こう)(細田よしひこ)はひと目惚れする。
寮での新しい生活が始まった。これまで以上に学校での生活も逞とのラブラブ生活もエンジョイしている様子の繭に、戸惑う逞。容姿端麗・スポーツ万能・頭脳明晰の昂は、イキイキと輝いている繭を「姫」と呼び、人目をはばからずアプローチを重ね続けていた。傍目には軟派に見える昂だったが、実は逞と同じ病気で父親を亡くし、愛する人を永遠に失う辛さを知る者として繭を支えようとしていたのだ。そんなある日、逞と繭は検査で訪れた病院で、幼い頃に逞と同じ病気で入院していた照(てる)(原田夏希)と再会。いつ死が訪れてもおかしくないという厳しい精神状態で生きてきた逞と照は、意気投合。死ぬ前に一度でいいから恋をしてみたかったという照の気持ちに同情した逞は、照とキスをしてしまう。その夜。優柔不断な逞に、繭の嫉妬心が爆発! 互いのためを思いやったはずの2人の気持ちはすれ違いを重ね、遂に2人は別れることに…。
そんな中、照が突然の発作で亡くなった。苦しいほどに動揺する逞だったが、それをきっかけに自分の中の迷いを断ち切り、昂に向かって命を賭けた勝負を挑む。万が一、自分が勝ったら二度と繭には近づくなと言う逞の強い覚悟を真っ正面から受け止める昂。そして…。男子禁制の女子寮に逞が現れ、繭に改めてデートを申し込んだ。深夜の校内でのデートでお互いへの愛を確かめ合う2人。2人に再び幸せで穏やかな時間が流れようとしていたその時…。思わぬ事故から、運命の歯車が狂いはじめる。
逞との未来を信じて一途に彼を支え続けてきた繭。繭との恋を支えに明るく前向きに生き続けてきた逞。2人の恋がたどり着いた先には、何が待っているのか?


余命わずかと知りながらも、小さな初恋と幼い約束を胸に真っすぐに純粋に生きる2人の少年少女の姿を描き、10代の少女から圧倒的な支持を受けている青木琴美のコミック「僕の初恋をキミに捧ぐ」。涙なしでは見られない切なすぎる恋物語を、井上真央&岡田将生という今最も勢いのある若手タッグで映画化した超話題作が、遂に放送!
死を前にした男女の哀しい恋の物語のはずなのに、突き抜けて明るい主人公、繭と逞を演じた井上真央と岡田将生の魅力にのっけからノックアウト! 人生で一番多感な季節を、こんなにもお互いのことだけを思いあって生きていけるなんて…。現実ではちょっと考えられないくらいピュアな恋愛をしっかりとリアルに感じられるのは、2人のキャラクターあってこそだ。弾けるような笑顔と、ホッペタをつっつきたくなるほどキュートなふくれっ面。そして笑顔の陰で見せる、泣いてないのに泣いているみたいに見える弱々しい表情。井上真央は、原作の青木琴美先生が「想像以上に繭の『強がりないじらしさ』が表現されて」いると絶賛する、すばらしい演技を見せてくれる。一方の岡田将生がまた格別! 長い手足を持て余すようにして体育を見学している時の退屈そうな顔。繭のブラジャーが見たいとかセックスがしてみたいとかスネたりドキドキしたりしているいたずらっぽい顔。繭から「バカタクマ!」と罵られた時の切なそうな顔。なによりも、アッケラカーンとした大きな笑顔がキュンキュンしていて、全女子のハートをぶち抜きまくりだ。