君に届け

君に届け

本当の気持ちは「届け」なくちゃ伝わらない!ピュアなメッセージに満ちた王道青春ストーリー

もどかしいほど純粋すぎる恋物語を多部未華子&三浦春馬が好演!

君に届け 見た目の不気味さから「貞子」とあだ名されるピュアすぎる女子高生・爽子(さわこ)の初恋と成長を描いて、女子のハートをワシづかんだ「君に届け」(「別冊マーガレット」で連載中)。多部未華子&三浦春馬という爽やかな2人を主演に迎えた映画版「君に届け」は、原作の魅力である恋と友情の温かさにあふれた、爽快感あふれる王道青春ストーリーだ。

高校の入学式で、“爽やかからできているような”男子・風早(かぜはや)と出会った爽子。彼女は人を疑うことを知らない正直なイイ子なのだが、見た目が災いして「貞子」と呼ばれてクラスの中でも浮いた存在。一生懸命生きていれば友達ができるはずと信じながらも、誰に対しても自分の想いを「届ける」勇気を持つことができなかった爽子が、風早の力を借りながら親友と呼べる存在と出会い、また初恋の楽しさと切なさを知っていく。

真っ黒で長〜い髪の毛で顔を覆い、常に伏し目がちで口数は少なく、人前では緊張して笑顔がこわばってしまう異色のヒロイン・貞子こと爽子。みんなが面倒くさがる役割は率先して引き受け、誰かが喜ぶならと肝試しにもお化け役として喜んで参加する。好きな言葉は「一日一善」。そんな控えめだけど一生懸命な姿の爽子を、女子はもちろん若い男子からオジサマ方にまで人気の多部未華子が見事に体現。爽子の不器用さも、生真面目さも、健気さも、ひたむきさも、そして不気味さも。多部未華子でなければここまで可愛らしくピュアには演じられなかったはず! おずおずとした態度だった爽子が成長し、少しずつ強く、明るく表情を変えていく様がいじらしくて、誰もが彼女を応援せずにはいられないはず。

君に届け そんな爽子が恋に落ちる爽やかなイケメン・風早を演じるのは三浦春馬。少年と大人の狭間の男子だけが繰り出せる少女マンガの世界から飛び出してきたかと思うほどキュートな笑顔はキュン死必至。風早が爽子になぜ惹かれたのかは物語の終盤まで言葉では説明されないのだが、三浦の表情の変化を見ているだけで風早の恋心が育っていくのが手に取るようにわかるはず。

そんな2人が、言葉を交わす。視線を合わせる。隣を歩く。手をつなぐ。ささいな出来事を積み重ねて大切に大切に育てていく恋。惹かれあう2人が、自分の思いを相手に「届け」ようとする過程で傷つき成長していく姿を、熊澤尚人監督(「おと・な・り」)は丁寧に綴っていく。

そして本作の見どころは、そんな恋模様と同時進行で描かれる友情の物語にも。蓮佛美沙子と夏菜が演じるヤンキー女子2人組と爽子が互いを信頼し合い「友達」になるまで。そして風早に思いを寄せるチョッピリ根性がひねくれた女子・くるみ(桐谷美玲が好演!)と爽子が、互いの片思いを媒介に心を通わせるまで。「知ってる? 友達ってね、気づいたらもうなってんの」という原作にもあるセリフは、人間関係における不変の真理。生きていく上で本当に大切なことを体当たりで知っていく爽子たち女の子の姿に、胸が熱くなる。

体育祭や席替え、クリスマスにお正月。事件らしい事件は何もおきない何気ない日常の中で、恋をして、友情を育んで、泣いたり笑ったりするフツウの女の子の成長物語。青春ってステキだなーと素直に思わせてくれる良作だ。

内気で不器用な女の子・爽子が恋したのは明るくて「爽やかからできたような」男の子

君に届け 爽子(さわこ)(多部未華子)は、心から人の役に立ちたいと願って毎日一生懸命生きている女の子。見た目が暗いだけで「貞子」と呼ばれて、“霊が呼べる”“目が合うと呪われる”などとウワサされ、同級生から恐れられて生きてきた。そんな爽子は4月、高校の入学式で風早(かぜはや)(三浦春馬)という超爽やかな男の子と出会い、クラスメイトになった。

高校に進学しても、やっぱり同級生とは仲良くなれない爽子。反対に誰とでも分け隔てなく明るく接する風早は、学年の人気者だ。そんな風早に今まで抱いたことのない気持ちを感じ始める爽子。一方風早も、人の嫌がることを率先してやっている爽子に興味を持ち、いつの間にか彼女のひたむきさに惹かれていくように。

夏休み前、風早の企画でクラスの肝試し大会が開催されることに。クラスメイトの千鶴(蓮佛美沙子)とあやね(夏菜)からお化けをやったらいいと冗談半分で勧められた爽子は、喜んでお化けとして参加。その一件から爽子は千鶴とあやねと仲良くなり、迎えた二学期。恒例の席替えで、クラス内に爽子を敬遠する空気が流れるのを敏感に察知した風早が、率先して爽子の隣の席に移動。千鶴とあやね、千鶴の幼馴染みで風早の親友の龍(青山ハル)も周りの席に集まり、爽子の周囲が少しずつ賑やかになっていく。また、風早に思いを寄せる美少女・くるみ(桐谷美玲)からも友達になりたいと言われて喜ぶ爽子。

君に届け そんな中、千鶴とあやね、爽子にまつわるヘンな噂が広まり始める。自分といたら千鶴とあやねに迷惑がかかるかもしれない…と2人と距離を置こうと決意する爽子。そんな爽子の様子に傷つく千鶴とあやね。3人の間にギクシャクした空気が流れる中、ある事件が起きて…。お互いの本当の気持ちを確認し合った爽子と千鶴、あやねの3人。教室の中で会話するだけでなく、放課後に一緒に遊んだりできる初めての友達の存在に、爽子はトキめくのだった。

10月。体育祭の季節がやってきた。不器用ながらもクラスのためにサッカーの猛練習を重ねる爽子。そんな爽子の姿を、風早は優しい目で見守り続けていた。風早が爽子に惹かれていることに気付き、先手を打とうと爽子に向かって風早を好きだと打ち明けるくるみ。「好き」という気持ちがピンと来ない爽子は、くるみに助言されて龍と話してみることに。龍と話をしているうちに、自分の中の“特別な存在”に気付かされる爽子。そこに爽子が龍を好きだと誤解した風早がやってきて、爽子をさらっていった! その話を龍から聞かされたあやねは、自分たちの黒い噂を流したのがくるみの仕業だと直感。あやねに問い詰められ、くるみは自分の心の闇を暴露するが、爽子はそれでも自分と同様に風早が好きなくるみを守ろうとするのだった。体育祭も終わり、くるみは玉砕覚悟で風早に告白。くるみの気持ちを受け止めた風早は、「他に好きな子がいる」と正直に告げる。

次第に秋も深まり、街がクリスマスとお正月に向けてソワソワし始める季節。大学生の恋人がいるあやねと、片思いの相手と過ごす年末を夢見る千鶴も、年末に向けた計画を立て始める。爽子と風早もお互いに対する思いを深めて行く中、爽子がバス通学になったりしたこともあって少しずつすれ違い始める2人。爽子の気持ちを確かめられないまま、風早はクリスマスイブを一緒に過ごしてほしいと爽子を誘うのだが…。

お互いを好きだと思っているだけでは、進展しない恋。あやねと千鶴の恋もそれぞれに動き始める。爽子の初めての恋は、風早の一途な思いは、お互いの心に「届く」のだろうか?

君に届け

キャスト

<黒沼爽子>
多部未華子
<風早翔太>
三浦春馬
<吉田千鶴>
蓮佛美沙子
<胡桃沢梅>
桐谷美玲
<矢野あやね>
夏菜
<真田龍>
青山ハル
<城ノ内宗一>
金井勇太
<黒沼陽子>
富田靖子
<荒井一市>
ARATA
<黒沼喜多夫>
勝村政信

スタッフ

<原作>
椎名軽穂
(集英社/別冊マーガレット連載)
<監督>
熊澤尚人
<脚本>
根津理香
熊澤尚人
<音楽>
安川午朗
<企画プロデュース>
佐藤貴博
<主題歌>
「君に届け」 flumpool(A-Sketch)
<製作指揮>
宮崎洋
<製作>
大山昌作
鳥嶋和彦
島谷能成
村上博保
平井文宏
畠中達郎
阿佐美弘恭
石川光久
鳥羽乾二郎
<エグゼクティブプロデューサー>
奥田誠治
<シニアプロデューサー>
菅沼直樹
<プロデューサー>
野間清恵
山本章
<撮影>
藤井昌之
<美術>
橋本優
<照明>
舘野秀樹
<録音>
滝澤修
<編集>
高橋信之
<装飾>
鈴村高正
<衣装>
宮本まさ江
<ヘアメイク>
持丸あかね
<VFXスーパーバイザー>
田中貴志
<キャスティング>
杉野剛
<スクリプター>
赤澤環