ヴェスパニア王国のジル王子は、母のサクラ女王と叔父であるジラード公爵(屋良有作)とともに、初めての狩りに出ることに。しかし、何者かが放った銃弾によりサクラ女王は死亡。その遺体の横には拳銃自殺を図ったジル王子の姿が…。謝って母を撃ってしまった王子が自殺したとして、事件はセンセーショナルに世界中に報道された。
ジル王子の妹で王位継承者となった王女・ミラ(堀江由衣)の警護を命じられたのは、なんと次元(小林清志)。彼女はサクラ女王の代理として、日本のあるホテルのレセプションパーティに出席することになっていたのだ。しかしミラは次元のボディガードを拒否し、王家に仕えるキース(緑川光)とともに日本へと旅立った。
一方。王国の軍隊を指導した縁がある次元は、そのコネを利用して王宮の中で厳重に管理されている秘宝「クイーンクラウン」の警備状況を視察。そして次元はルパン(栗田貫一)と合流し、希少鉱物であるヴェスパニア鉱石の鉱山へと向かう。ルパンの次のターゲットである「クイーンクラウン」を狙うには、まずヴェスパニア鉱石を手に入れる必要があるというのだ。
ところ変わって日本のパーティ会場。コナン(高山みなみ)と園子(松井菜桜子)、小五郎(神谷明)は、会場に現れたミラを見てビックリ。彼女は蘭(山崎和佳奈)と瓜二つだったのだ。そこに、乾杯用のワインが運ばれてくる。そのワインに何かが仕込まれているというコナンの指摘によって、事なきを得るミラ。混乱する会場から逃げ出そうとした犯人も小五郎が見事に仕留め、目暮警部(茶風林)らが捜査に当たることになった。
自分も命を狙われていることに傷つきホテルを抜け出したミラは、パーティ会場に向かって走ってくる蘭と衝突! ミラの提案で2人は洋服を交換するが、それでも謎の男たちがミラをしつこく追いかけてくる。そんなミラに救いの手を差し伸べたのは、不二子(増山江威子)。コナンもミラを追うが、不二子の華麗なバイクテクには敵わず、ミラを見失ってしまった。
ホテルに戻った蘭を、ミラの身代わりとして翌日の記者会見に出席させるというキース。目暮警部たちは必死で反対するが、外交を盾にホテルを追いだされてしまう。蘭を助け出すために、必死でミラの捜索にあたる小五郎とコナン。その頃、ミラは母と兄を喪った哀しみから逃れようと、「ローマの休日」ならぬ束の間の「東京の休日」を不二子とともに満喫していた。
翌朝。キースの手で薬を飲まされた蘭は、ミラ王女としてヴェスパニアに帰国することに。決死の覚悟で王室専用機に潜り込むコナン。その心意気と聡明な判断力に感心したキースは、蘭にすべてを話すことにする。女王と王子は事故で死んだのではなく、王室を手に入れようと画策するジラード公爵によって殺害されたのだ。その事実は明らかだが、確固たる証拠がなくジラードを追いつめることができないというキース。そんな中、王女の戴冠式の日取りが早められた。早く本物のミラを見つけなければ、取り返しのつかない事態になってしまう!
キースの依頼を受け、ジラード公爵が女王を殺した証拠を探すことになるコナンと次元。銭形(納谷悟朗)の助けを得て、「ルパン捜査」の名目でヴェスパニアに入国した小五郎。このまま逃げ続けるわけにはいかないと気付いたミラも、不二子に連れられて鉱山の盗掘を続けるルパンのアジトへと向かう。そして五ェ門(井上真樹夫)も…。役者は揃った。
果たしてコナンは事件の真相を突き止めることができるのか? ルパンが狙う「クイーンクラウン」の行方は? ルパンとコナン、2人のヒーローがあいまみえる時、思いがけない真実が明らかになる!


世紀の大泥棒・ルパン三世と、どんな事件でも立ちどころに解決する小学生探偵・コナン。老若男女から愛される二大ヒーローが、ある事件に立ち向かう。出版社も原作者も違う2つのコミックが奇跡のコラボレーションを実現し話題を呼んだ「ルパン三世VS名探偵コナン」が、金曜ロードショーに帰ってきた!
もちろん、2つの作品が融合したことによってキャラクターに起こった化学変化も見逃せない。注目は、ひょんなことから女王と王子を襲った“事故”の調査にあたることになるコナンと次元の名(迷?)コンビ。事件の黒幕に正体がバレないよう親子のフリをすることになり、コナンから無垢な瞳で「パパ!」と呼ばれる次元の困惑っぷりには爆笑! いつもクールな次元がコナンに振り回される様は、「ルパン」ファンにとっては新たな発見だ。そして、傷心のミラ王女に対しては姉のような母のような温かさを見せ、一方でコナンに対しては珍しく“本気”を出す不二子。コナンから「泥棒はダメだ」と言われて、ちょっぴり良心を見せるルパン。自分より先に暴走スイッチが入ってしまう小五郎を前に、思いがけない冷静さを見せる銭形警部など。これまでなかなか見ることができなかった、キャラクターたちの新たな表情に釘付けだ。