キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)の幼なじみのスタンフォード(ウィリー・ガーソン)と、シャーロット(クリスティン・デイビス)の親友のアンソニー(マリオ・カントーネ)が結婚することに。久しぶりにサマンサ(キム・キャトラル)とミランダ(シンシア・ニクソン)たちも顔をそろえ、賑やかな結婚パーティが開催された。それぞれの生活を楽しんでいるように見えた4人だが、実は小さな悩みを抱えていた。
ミスター・ビッグ(クリス・ノース)との結婚から2年経ち、ようやく愛する人との理想の生活を楽しみ始めたはずのキャリー。しかし彼女には夕食を自炊するという習慣がなく、食事はいつも外食かデリバリー。次第にミスター・ビッグは仕事から帰った後の外食を嫌がるようになり、寝室でもテレビを観てばかり。2人の間には慣れとも飽きとも言えない微妙な空気が流れるようになっていた。夫の浮気問題も片付き平穏な日々を取り戻したはずのミランダは、弁護士事務所の上司と性格が合わず、家族を犠牲にしてまでも働き続けるべきか思い悩んでいた。念願の子育てに燃えるシャーロットは、生真面目な性格ゆえに、自分が子どもを愛せない瞬間があることを認めることができずに苦悩し、50代を迎えたサマンサは更年期障害という新たな壁に直面していた。
そんな中、サマンサの元恋人のスミス(ジェイソン・ルイス)が主演した映画のプレミアに出席することになった4人。ミスター・ビッグをなんとかパーティに連れだしたキャリーだったが、その場で他の女性を口説いている彼の姿にカンカン。そのまま、キャリーは原稿を仕上げるために以前住んでいた部屋で2日間缶詰になることに…。缶詰生活後のデートで、結婚する前のようなキラキラとしたトキメキが戻ってきたと感じたミスター・ビッグは、週に2日間、夫婦別々に過ごそうと提案する。
そんなミスター・ビッグの思いがけない申し出に傷ついたキャリーに、バカンスの誘いが舞い込む。サマンサがスミスの主演映画の関係者から、アブダビのホテルに招待されたのだ。上司との関係を解消するため、事務所を辞めたミランダは即OK。ミスター・ビッグとの関係に悩むキャリーと、グラマラスなベビーシッターが夫を誘惑するのではと思い悩むシャーロットも、結局、一緒に旅に出ることに。
全席が個室というゴージャスな飛行機に乗って到着したのは、ドバイに続いてアラブ首長国連邦のビジネスや観光の拠点になると言われている、アブダビ。きらびやかな宮殿のような部屋に通され、至れり尽くせりのホテルライフを4人は満喫。ラクダに乗って砂漠を散歩したり、カラオケで弾けたり。地球の反対に来てまでも夫と連絡を取ろうと四苦八苦していたシャーロットや、入国手続きで更年期障害用の薬をすべて取り上げられたサマンサも、次第にリラックスして旅を楽しむようになっていった。そんな中、バザールに出かけたキャリーは、かつて婚約までいった元恋人、エイダン(ジョン・コーベット)と再会。思いがけない場所での再会を喜ぶ2人は、エイダンのホテルでのディナーを約束。行くべきかどうかキャリーは悩むが、自分の新作本がある書評で酷評されているのに腹を立て、その勢いでエイダンのホテルへ…。
会話の勢いでうっかりエイダンとキスをしてしまったことを、心から後悔するキャリー。そんな中、4人に思いもしないハプニングが襲いかかり…!? 友情パワー全開でアブダビを疾走する4人。旅の終わりに、彼女たちが掴み取る、それぞれの幸せの形とは?


1998年の放送開始から、30代の4人の独身女性の生活をリアルかつファッショナブルに描出し、世の女性を虜にしたドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」通称「SATC」。2008年の劇場版第1弾でそれぞれに幸せを掴んだ4人の2年後を描いた「セックス・アンド・ザ・シティ2」が、待望の地上波初登場だ!
ゴージャスすぎる衣装に身を包み、アラビアンナイトの世界に迷い込んでしまったかのような豪華ホテルで、贅沢三昧に過ごす4人。映像だけ観ているとあまりに現実離れしていて、庶民は置いてきぼり気分になってしまいそうになる。しかし、これまでも結婚や妊娠、同性愛やガンまで様々なテーマを扱ってきた本作だけに、4人が直面する問題は30〜50代の男女にとって胸が痛くなるほどリアル。結婚から2年経ったキャリーは、家庭でくつろぐ夫の姿に慣れることができず、子どもを持たずにこれから2人きりで生きていく未来に不安を抱いている。念願の実子を授かったシャーロットは、泣きわめく娘に対してすぐにヒステリックになってしまう自分への自己嫌悪にさいなまれている。ミランダは弁護士事務所の上司との関係がうまくいかず、サマンサは更年期障害に苦しんでいる。彼女たちがストレートに発するセリフは様々な「あるある」に満ちていて、だんだん彼女たちが身近に感じてくるはずだ。