イタリア・ジェノバ。サン・ジョルジョ宮殿で1人の老教授が何者かによって殺害された。その現場に居合わせたのは、ルパン三世(栗田貫一)。そこで発見されたある石板を追って宮殿に潜り込んでいたのだ。狙い通り、老教授・テオ(中村正)を殺害したと思われる男たちから石板を奪い取ったルパンだったが、逃走失敗。絶体絶命のピンチかと思われた瞬間、突然石板が光を放ち、ルパンを追っていた男たちが松明のように燃え始めた! あ然とするルパンの前で、追っ手の男たちのリーダーが石板とともに姿を消した…。
その男・ベルナルド(石井康嗣)が奪った石板は、マルコ・ポーロの「東方見聞録」の“アナザーページ”と呼ばれる幻の1ページ。殺されたテオの日記によると、そこにはマルコ・ポーロの隠し財産を示すヒントが書かれているらしい。次元(小林清志)とともにそれを取り返そうと策略を巡らせるルパンだが、彼はテオ殺害の容疑で手配されていた。ルパンがケチな殺人などするはずがないと信じる銭形(山寺宏一)は、テオの孫娘・リサ(井上麻里奈)に事情を聞きに行くが、そこにリサを狙う何者かが攻撃を仕掛けてくる。偶然リサを助けることになった次元とルパンは、咄嗟にICPOの刑事のフリをしてリサの信頼を獲得。一度は逃げ切ったものの、ベルナルドと組んだ不二子(沢城みゆき)に出しぬかれリサを連れ去られてしまった。リサが連れていかれたのは、ベルナルドが待つ“ロンバルド重工”の工場。そこは表向きは普通の工場を装った、巨大な兵器工場だった。不二子の目をくらませて工場に忍び込んだルパンは、石板とリサ、そしてロンバルド重工にとって最も重要なあるデータを盗み出すことに成功! その足で中国・北京に向かうことに。
同じ頃。五エ門(浪川大輔)は、ある寺に籠って修業を続けていた。自らの生き方と斬鉄剣の使い方に深い疑問を抱き、刀を捨てて生きるべきかどうか見極めようとしていたのだ。その寺に住んでいるのは掴みどころのない性格の住職(永井一郎)と三人の孫娘。彼らは寺に伝わるある物を守るという使命のもとに生きていた。五エ門は三姉妹の妹たちから何度もイタズラを仕掛けられるうちに、長女でしっかり者の博美(朴璐美)といつの間にか心を通わせるようになっていき…!?
北京に到着したルパンのターゲットは、中華マフィア・包龍(宮澤正)。刑務所で服役中の包龍を奇策をもって脱獄させたルパンは、彼が経営するカジノへ。そこで包龍は2つの真実をルパンに告げる。ベルナルドの真の目的はマルコ・ポーロの宝ではなく、中立国であるタリア共和国に武器を売りつけることであること。そして、マルコ・ポーロとモンゴルのフビライ・ハンの意外な関係…。お宝が眠っている場所が閃いたルパンだったが、その頃には既にベルナルドによってカジノが完全に包囲されていた…。
一方、博美たちの身のこなしが只者ではないと見抜いた五エ門は、衝撃の事実に直面していた…。
果たしてすべての事件の果てに待っている真実とは!?



昨年、テレビアニメ化40周年を記念して、銭形警部に山寺宏一、石川五エ門に浪川大輔、峰不二子に沢城みゆきとルパンの世界観にピッタリの声優陣を迎えて、その歴史に新たな1ページを刻んだ「ルパン三世」。今年はエロカワイすぎるヒロイン・不二子をメインに据えて若き日のルパンたちの闘いの日々を描いたアニメ「LUPIN the Third〜峰不二子という女〜」も放送され、大きな話題を呼んだ。そしてこの秋、待望の23作目となるルパンTVスペシャルが誕生する! 「ルパン三世 東方見聞録〜アナザーページ〜」。東方見聞録に隠されたある謎を発端に、ルパンと仲間たちが世界中を駆け巡るサスペンスアクションだ!
例によって例のごとくルパンや次元とは別行動で、単身寺に籠って「つまらぬものを斬ってしま」いがちな斬鉄剣の処遇について思いを巡らせている五エ門。その寺に隠されているある秘密と、マルコ・ポーロの「東方見聞録」。そしてマルコ・ポーロと親交が深かった“あの人たち”…。バラバラに存在している伝説のピースがひとつになり、すべての謎が解ける瞬間が本当に爽快! 壮大な歴史ミステリーとして、大人から子どもまで揃って楽しめること請け合いだ。