人間界での修業を終えた怪物くん(大野智)は、ついに怪物ランドの新大王の就任式の日を迎えた。それぞれの“族長”の座を約束されたドラキュラ(八嶋智人)とオオカミ男(上島竜兵)、フランケン(チェ・ホンマン)も大喜びだ。しかし就任式の場で、国民たちの怪物くんへの不平不満が爆発! 一方的に責められた怪物くんは、ヘソを曲げてその場を立ち去ってしまう。怪物大王(鹿賀丈史)はドラキュラたちに怪物くんを連れ帰り国民に謝罪させるよう命じるが、そんな説得に怪物くんが耳を貸すはずもなく…。怪物くんは、ドラゴンに乗って再び人間界へ向かうことに。お供たちもあわてて後を追うが、竜巻に巻き込まれてしまう。
一行が不時着したのは“カレーの王国”。王国の権力者であるヴィシャール(上川隆也)から“伝説の勇者”だともてなされ、怪物くんは超ご機嫌だ。そんな怪物くんに、ヴィシャールはある取引をもちかける。反乱軍に誘拐された姫を連れ戻せば、“伝説のカレー”を食べさせてくれるというのだ。大好きなカレーのためなら、と早速反乱軍のアジトへ向かった怪物くんは、念力でアッサリ姫を救出。その姫の正体は…日本で出会ったウタコ(川島海荷)にそっくりな、ピラリ(川島・二役)。怪物くんは喜ぶが、助けてもらったはずのピラリは不満げな表情だ。
そんなピラリの気持ちに気付くはずもなく、伝説のカレーを前にウキウキの怪物くん。しかし、ヴィシャールの手で地下の牢獄に閉じ込められた上に、ドラキュラが隠し持っていた魔王石のかけらも奪われてしまった! 実はヴィシャールの正体は、怪物ランドを飛び出した怪物・岩石男。怪物くんのワガママぶりと、階級制に縛られた怪物ランドでの未来に疑問を抱いた彼は、王になるために人間界へ。そしてピラリの夫となることで、名実ともにカレーの王国を手に入れようとしていたのだ。
その底知れない欲望により、人間界・怪物界・悪魔界…世界中が破滅の危機に瀕しようとしていた。時を同じくして、怪物くんの永遠のライバルであるデモキン(松岡昌宏)も、カレーの王国に現れていた。デモキンの傍には、死んだはずのデモリーナ(稲森いずみ)の姿が…。
カレーの王国に降り立ったデモキンの目的とは一体!?
果たして怪物くんはヴィシャールの魔の手から、世界を救うことができるのか!?


嵐の大野智主演で2010年に実写ドラマ化、日本中の老若男女を大フィーバーさせた「怪物くん」。その劇場版は昨年11月に公開されるや大好評を博し、あっという間に興行収入30億円を突破した。そんな国民的映画がテレビ初登場だ!
注目すべきは、豪華な登場キャラクター。ワガママで傍若無人な怪物ランドの王子・怪物くんをキュートに演じる大野智を取り囲むのは、TVシリーズでもお馴染みのドラキュラ=八嶋智人、オオカミ男=上島竜兵、フランケン=チェ・ホンマンのお供たち。川島海荷演じる気が強くて心優しいお姫さま・ピラリと、濱田龍臣演じる弟・カーは、怪物くんの心の奥底にある強さと弱さを体現する深みのあるキャラクターだ。そして、ドラマからの登場人物で忘れてはいけないのは、松岡昌宏演じるデモキンと、稲森いずみ演じるデモリーナ。ドラマのラストでデモリーナを自らの手にかけながら、真実の愛に気付き、彼女を復活させると誓ったデモキン。2人の愛と赦しの物語が、作品の大きなスパイスとなっている。また、映画オリジナルキャラクターとして登場するのは、カレーの王国の王位を狙う権力者・ヴィシャール役の上川隆也と、ピラリ姫に忠誠を誓う反乱軍のリーダー・サニルを演じる北村一輝。つぶらな瞳が印象的な“ドラゴン”(声を担当しているのは山口達也!)の人間顔負けの存在感にも注目だ。