ハウルの動く城

ハウルの動く城

2013年の金曜ロードSHOW!は2週連続豪華スタジオジブリ作品で幕開け!!

登場キャラクターがとにかく魅力的!誰もが元気になれるヒューマン・ファンタジー

ハウルの動く城 2013年の「金曜ロードSHOW!」は、スタジオジブリを代表する“恋愛映画”の2週連続放送で幕開け! まず第一弾で登場するのは、宮崎駿監督にとって10作目の劇場用映画監督作となった「ハウルの動く城」だ。

魔法使いたちが世界を揺るがすほどの大きな力を持ち続けている、いつかの時代のどこかの国。小さな町で帽子屋を営む18歳の少女・ソフィーが、美しく自信に満ちあふれた1人の青年と出会うところから物語は始まる。彼の名前は、ハウル。国の最果ての“動く城”に住み、出会った人間の心臓を食べてしまうと噂される怖ろしい魔法使いだった。ハウルと出会ったせいで90歳の老婆に姿を変えられてしまったソフィーは、住みなれた家を捨て、ハウルの城で住み込みの家政婦として働くことになるのだが…!!

原作は世界中で圧倒的支持を受けるイギリスの女性作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる人気シリーズ。その1作目である「魔法使いハウルと火の悪魔」をベースに、宮崎監督は原作にはない戦争のエピソードなどを織り込みながら、少女と青年の純粋な恋の物語と、彼らが初めて築くことになる「家庭」の温かさを描きだすファンタジーを生みだした。

ハウルの動く城 生きているかのような動きを見せる城の造型。観る者の想像力を羽ばたかせる美しくリアルな街の風景。圧倒的スケール感で描かれる戦争。宮崎作品ならではの魅力が詰まった作品だ。中でも際立って素晴らしいのが、登場するキャラクターの描かれ方。魔法の力で90歳に姿を変えられながらも、そのパワフルさで周囲の人間を自分のペースに巻き込んでいくソフィー。

ソフィーの少女らしい気持ちの揺れ動きを、表情やシワの数で描き出してしまうという、アニメでしかありえない表現方法がお見事。倍賞千恵子の画に合わせた声の演じ分けにも、しっかり注目! そのソフィーと運命的に恋に落ちるハウルのキャラクターもユニークだ。木村拓哉が声優を担当した宮崎アニメ史上最高にカッコイイ男でありながら、超ナルシストで自己中心的なハウル。彼とソフィーの丁々発止のやり合いをお楽しみあれ。

主人公2人を取り巻くサブキャラクターも、とにかく秀逸。ハウルに愛情とも憎しみとも呼べない複雑な感情を抱いている荒地の魔女(美輪明宏)。誰よりも強い力を持っているのに、ハウルにもソフィーにも逆らうことができない「火の悪魔」カルシファー(我修院達也)。ハウルの弟子の可愛らしい新人魔法使い・マルクル(神木隆之介)。能天気な王(大塚明夫)を陰で操る最高権力者・サリマン(加藤治子)。そしてなぜかソフィーにつきまとうカカシのカブ(大泉洋)や、サリマンの愛犬・ヒン(原田大二郎)まで。登場するすべてのキャラクターの個性をリズミカルに描くことによって、ソフィーという少女の人間的な魅力が浮き彫りになっていく。そしてソフィーのパワーによって、周囲のキャラクターもますます息づいてゆくという、このキャラクターの相乗効果こそがスタジオジブリ作品の魔法なのだ!

平和の大切さを訴えかける社会派ドラマの面を持ちながらも、物語の縦軸を担うのは1人の少女が失ってしまった自信を取り戻し、愛する人と新しい家族を作っていくというド直球の恋愛物語。老若男女が楽しめること請け合いの、シンプルで上質なヒューマンドラマだ。

90歳に姿を変えられた少女・ソフィーと魔法使い・ハウルの愛と冒険の物語!

ハウルの動く城 魔法と科学が共存する世界の、とある王国。社会全体が愛国主義に傾倒していく中で、町では日々戦場に向かう兵士たちを送る壮大なパレードが繰り広げられ、政治とは無縁の魔法使いまでもが戦争に加担しつつあった。

しかし、18歳のソフィー(倍賞千恵子)にとって、そんな社会情勢は関係ナシ。亡き父が遺した帽子屋を経営すること以外に、彼女にとって興味のあることなどなかったのだ。そんなある日。ソフィーはガラの悪い兵士たちに絡まれているところを、1人の青年に助けられる。謎の追っ手から逃げようとする青年の力で空を飛び、久しぶりに心を浮き立たせるソフィーだったが、その青年こそ悪名高い魔法使いのハウル(木村拓哉)。彼は人間が近寄らない荒地を奇怪な動く城に乗って我が物顔で歩きまくり、人の心臓を取って食べると噂されていた。

その夜、ハウルとの間に因縁がある荒地の魔女(美輪明宏)が、ソフィーに魔法をかけて去って行った。すると、彼女の身体は90歳のおばあちゃんに大変身! このままの姿で家に居続けることはできないと、ソフィーは荒地に向かうことにする。

ハウルの動く城 道中出会ったカカシのカブ(大泉洋)を道連れに、旅を続けるソフィー。しかし、辺りはだんだん暗くなり…。途方にくれそうになっていたところで、ソフィーの前に現れたのは、巨大な動く城。カブに導かれるように城の中に足を踏み入れたソフィーは、暖炉の中で燃えている火の悪魔・カルシファー(我修院達也)からある取り引きを持ちかけられる。彼を城に縛り付けているハウルとの契約の謎を解いてくれれば、ソフィーにかけられた魔法を解いてくれるというのだ。力は強いが人の良いカルシファーを手なずけ、ハウルの弟子の少年・マルクル(神木隆之介)をもまるめこんだソフィーは、住み込みの家政婦として城で働くことになった。

猛然と城中を掃除し、すべてを仕切り始めたソフィーに戸惑いながらも、新しい生活を楽しみ始めるカルシファーとマルクル。自信家でかっこつけ屋のハウルも、彼女の存在に安らぎを見出し始めていた。凸凹ながらも、ソフィーを中心とした新たな絆で結ばれつつあるハウルの動く城の住人たち。しかし彼らの平穏な共同生活の一方で戦争は激しさを増していき、魔法使いや魔女たちも、国王たちから協力を求められるようになっていた。ハウルのもとにも、魔女のサリマン(加藤治子)をはじめ各国から召集令状が届き…。

戦争を終わらせるために、孤軍奮闘を続けるハウル。彼の戦いの行方に待っているのは? そして彼への愛に気付いたソフィーは、ハウルを救うことができるのか!?

ハウルの動く城

キャスト

<ソフィー>
倍賞千恵子
<ハウル>
木村拓哉
<荒地の魔女>
美輪明宏
<カルシファー>
我修院達也
<マルクル>
神木隆之介
<小姓>
伊崎充則
<かかしのカブ>
大泉洋
<国王>
大塚明夫
<ヒン>
原田大二郎
<サリマン>
加藤治子

スタッフ

<原作>
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法使いハウルと火の悪魔」(徳間書店刊)
<脚本>
宮崎駿
<音楽>
久石譲
<主題歌>
「世界の約束」
作詞:谷川俊太郎
作曲:木村弓
編曲:久石譲
歌:倍賞千恵子
(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
<プロデューサー>
鈴木敏夫
<製作担当>
奥田誠治
福山亮一
<監督>
宮崎駿
<作画監督>
山下明彦
稲村武志
高坂希太郎
<美術監督>
武重洋二
吉田昇
<色彩設計>
保田道世
<デジタル作画監督>
片塰満則
<映像演出>
奥井敦
<録音演出>
林和弘
<整音>
井上秀司
<効果>
野口透