地球が静止する日

地球が静止する日

母と子の愛情が世界を救う…キアヌ・リーブス主演のSF超大作

人類が滅亡すれば地球は救われる!?環境破壊に警鐘を鳴らす問題作

地球が静止する日 地球という美しい星を守るためには、人類は滅びるしかないのか…? これまで様々な場面で幾度も問いかけられてきた究極の選択。そのテーマに真っ向から挑み、人間同士の絆や親子の愛情は地球という星と同じくらい貴いというメッセージをストレートに訴えたSF超大作。主演は、「マトリックス」などのキアヌ・リーブス。

オリジナルは、ロバート・ワイズ監督の手で1951年に公開された「地球の静止する日」。核戦争の脅威が背景に描かれていた51年版とは異なり、本作では世界中で問題となっている環境破壊をテーマに、“理解できないものは排除すればいい”と短絡的に行動してしまいがちな人間のエゴと弱さが描かれる。

主人公は、地球外生命体の代表として人類に最後の審判を下すべく現れた男・クラトゥ。実は地球には何年も前から地球外生命体が潜入して、人類の本質を調査し続けていたのだ。彼らの調査結果をもとに、人類がこれからも地球を破壊し続けると判断したクラトゥは、地球を守るために人類を滅ぼすという決断をくだす。それを知った学者のヘレンは、彼を説得しようとするのだが…。

西洋人とも東洋人とも言えない端正な顔立ちで、ある種の“ストレンジャー”的役柄を演じることが多いキアヌ・リーブス。彼は本作でも氷のような無表情の演技を敢えて貫き通し、人間の愛や絆というものを全く理解しないキャラクターとしてクラトゥを再構築。人間らしい感情を学んでいくクラトゥの成長を、非常に繊細な演技で表現している。

地球が静止する日 人類の代表としてクラトゥを説得する女性・ヘレンを演じているのは、イェール大学出身の才女にして、「ビューティフル・マインド」でアカデミー助演女優賞に輝いた、ジェニファー・コネリー。自らも一児の母である彼女が、亡き夫の忘れ形見である息子に無償の愛を捧げる母親役を好演。人間の脆さと女性のたくましさを、見事に演じきっている。そんなヘレンの息子・ジェイコブ役には、「幸せのちから」や「ベスト・キッド」の天才子役、ジェイデン・スミス。血のつながらない母を全力で守ろうとするジェイコブの心の揺れ動きを、丁寧に演じあげた。ほか、イギリスを代表する名優のひとりであるジョン・クリーズや、「ミザリー」「タイタニック」などのキャシー・ベイツが脇を固めている。

VFXを駆使した驚異の映像も、本作の見どころ。虫の大群が押し寄せ地球上にあるすべてのものを飲み込んでいく、背筋が凍るようなディザスターシーンは圧巻の迫力。また、巨大ロボット“ゴート”や球体の宇宙船などのビジュアルも独創的だ。

ちなみに、撮影中はスタッフも環境問題に配慮し、使用する紙の量を減らして二酸化炭素の削減に努めたり、環境に優しい染料を使って衣装を作ったりと努力を重ねたのだそう。地球を守るために、今、あなたには何ができるのか…。映画をきっかけに考えてみては?

地上に降り立った宇宙船から現れた1人の男 彼の正体は? そしてその目的とは…?

地球が静止する日 地球外生物学者のヘレン・ベンソン博士(ジェニファー・コネリー)のもとに、ある夜、アメリカ政府から派遣されたエージェントが現れた。詳しい説明は何もされないままに、非常事態に対する助力を求められるヘレン。1年前に亡くなった夫の息子であるジェイコブ(ジェイデン・スミス)を心配しながらも、彼女は公用車に乗り込んだ。

政府から集められていたのは、軍事や核、地質学などの専門家たち。木星の軌道の外側で発見された謎の物体が、想定外の速さで地球に向かっているのだという。このままでは物体の衝突は避けられない。国防長官のレジーナ・ジャクソン(キャシー・ベイツ)は、集めた専門家の知識で衝突後の混乱を最小限に収めさせようとしていたが、様々な分野に精通した彼らが導き出した結論では、衝突後に待っているのは“混乱”などという甘いものではなかった…。

しかし、衝突直前。その物体は進行速度を緩め、ニューヨーク・セントラルパークに着陸。中から、一体の生命体と巨大なロボットが現れるが、混乱した兵士によって生命体は銃撃されてしまう。すると、生命体を守るように巨大ロボットが思いがけない力を発揮し、警察と軍隊の動きを完全に制御。その間に、ヘレンたちのチームは撃たれた生命体を救助し、治療にあたることになる。

地球が静止する日 銃撃された生命体の中から現れたのは、1人の男(キアヌ・リーブス)。クラトゥと名乗るその男は、地球外文明の代表として地球にやってきたと告げる。彼の乗ってきた宇宙船が軍事機密データを入手したことを知ったジャクソン国防長官は、薬を投与してクラトゥの自由を奪うよう命令。しかし、クラトゥが人類の敵ではないと直感したヘレンは、偽の薬を注射することに。すると、クラトゥは圧倒的なパワーを発揮、あっという間に施設を脱出してしまった。

時を同じくして謎の光を放つ球体が各地に現れ、世界中が大パニックに。アメリカ軍は巨大ロボットを閉じ込めることには成功したものの、ロボットが何でできているのかということすら解明できず、現場は混乱を極めていた。

一方、クラトゥに呼び出されたヘレンは、「地球を救うために来た」と言うクラトゥを匿うことを決意。彼に言われるままに、ある場所にクラトゥを連れていく。そこで、クラトゥが接触したのは、1人の老人。彼は以前から地球に潜入していたクラトゥの仲間で、人類が破壊的な生き物だとクラトゥに告げる。しかし同時に彼は、人間として生きられることは幸せだとクラトゥに語るのだった。その言葉の意味がわからないまま、クラトゥは宇宙の仲間たちに自らの調査結果を報告。それを受けて、地球外の生命体たちはある計画を実行に移すことになる!!

地球を守るためには、本当に人類を滅亡させるしか道はないのか? それが人類に課せられた責任なのか? ヘレンの深い愛情に触れたクラトゥが、最後に下す決断とは…?

地球が静止する日

キャスト

<クラトゥ>
キアヌ・リーブス(森川智之)
<ヘレン>
ジェニファー・コネリー(八十川真由野)
<ジェイコブ>
ジェイデン・スミス(小林翼)
<バーンハート>
ジョン・クリーズ(大木民夫)
<グレイニア>
ジョン・ハム(井上倫宏)
<ジャクソン国防長官>
キャシー・ベイツ(磯辺万沙子)

スタッフ

<監督>
スコット・デリクソン
<脚本>
デヴィッド・スカルパ
エドマンド・H・ノースの脚本に基づく
<製作>
アーウィン・ストフ
グレゴリー・グッドマン
ポール・ハリス・ボードマン
<撮影監督>
デヴィッド・タッターサル
<プロダクション・デザイナー>
デヴィッド・ブリスビン
<編集>
ウェイン・ワーマン
<視覚効果スーパーバイザー>
ジェフリー・A・オクン
<音楽>
タイラー・ベイツ
<衣装デザイン>
ティッシュ・モナハン