釣りバカ日誌イレブン

釣りバカ日誌イレブン

サラリーマンの希望の星・ハマちゃんが沖縄の美しい海を舞台に大暴れ!?

西田敏行のコメディーセンスがさく裂の“釣りバカ日誌・ターボ”が誕生!

釣りバカ日誌イレブン 1988年に記念すべき第一作が公開され、2009年の「釣りバカ日誌20ファイナル」で、そのシリーズの幕を閉じた「釣りバカ」シリーズ。全20作(プラス2本のスペシャル版)の折り返しポイントとなった「釣りバカ日誌イレブン」は、ご存知ハマちゃんとスーさんが沖縄を舞台に大騒動を繰り広げる痛快コメディーだ。

平成不況にあえぐ鈴木建設本社を飛び出し、釣り人たちの憧れの地・沖縄に繰り出した鈴木建設の問題児・ハマちゃんと社長のスーさん。ハマちゃんは風力発電の視察に向かうスーさんのお供もそっちのけで、沖縄支社に勤務中の後輩・宇佐美と早速海へ。そんな中、宇佐美がハマちゃんの部署の志乃に思いを寄せていることが判明して…!? 一方、ハマちゃんのリストラ(!)も含め今後の会社の経営について思い悩んでいたスーさんは、沖縄でタクシー会社を経営する玉恵と出会い、自らの経営理念をかえりみることになる。

過去10作の監督を務めてきた栗山富夫監督からメガホンを引き継いだのは、最近では「鴨川ホルモー」や「おかえり、はやぶさ」などを手掛けた本木克英監督。俳優とサカナのイキの良さをいかした“釣りバカ日誌・ターボ”を目指したという本木監督の手により、ハマちゃんを演じる西田敏行が持ち前のコメディーセンスをこれでもかと言うほど見せつける! 妻・みち子さんへのハチャメチャなほどの愛情を奇妙なダンスで表現したかと思えば、谷啓演じる佐々木課長や村田雄浩演じる宇佐美と漫才のようなかけ合いも披露。原作ファンにはおなじみの「合体」も復活させ、世のサラリーマンの代弁者であるハマちゃんの魅力を余すところなく画面に焼き付けている。しかも、釣り天国・沖縄の海で、ハマちゃんは本当に20キロのキハダマグロをヒット! 迫力の釣りシーンも見どころ満点だ。

釣りバカ日誌イレブン ハマちゃんが暴れまわる沖縄や久米島の海や砂浜の美しさは旅情を誘う。その一方で、会社経営者として進むべき道に悩むスーさんの視点で描かれる沖縄の風景も印象的だ。第二次大戦で激戦地となった地に静かにたたずむ慰霊碑やアメリカ軍基地。最近では「沖縄美ら海水族館」として愛されている水族館に、沖縄の酒や音楽など。沖縄の歴史やリアルな姿も、しっかりと描かれている。

沖縄でハマちゃんと珍道中を繰り広げる宇佐美役を演じた村田雄浩をはじめとしたゲスト陣も豪華だ。宇佐美が思いを寄せる美しく聡明な女性社員・志乃役に、桜井幸子。そしてスーさんが沖縄で行動をともにすることになるタクシー運転手・玉恵役に余貴美子と、実力派女優陣が登場。浅田美代子や谷啓、笹野高史や中村梅雀といったシリーズを支えるレギュラー出演者たちもそれぞれの魅力をいかんなく発揮している。

反省も後悔もなく突き進むハマちゃんのパワーから、サラリーマンもその家族のみなさんも明日の活力をもらえること必至。笑って笑って笑いまくって、不況も不満もなにもかも、吹き飛ばしちゃってください!

スーさんの沖縄出張にお供することになったハマちゃんを思わぬピンチが襲う!?

釣りバカ日誌イレブン 今日も早朝3時から東京湾に船を出し、魚釣りに精を出している浜崎伝助・通称ハマちゃん(西田敏行)。釣りを頑張りすぎて会社には毎日遅刻、仕事を頑張る気などさらさらないハマちゃんには、上司の佐々木課長(谷啓)も怒りを通り越して諦めモードだ。

一方、ハマちゃんの釣りの弟子であり、彼が務める鈴木建設の社長である鈴木一之助・通称スーさん(三國連太郎)は、不況の最中、外国人の経営コンサルタントに今後の経営方針を相談することに。鈴木建設の経営を改善するために彼が出した結論は、大規模なリストラ。まずは魚臭さ満載で出社して釣りの話ばかりしているハマちゃんをクビにするべきだと言われ、スーさんは頭を悩ませていた。

そんなある日、ハマちゃんは同僚の志乃(桜井幸子)から相談を持ちかけられる。彼女が縁日で買ったウサギを誰かに引き取ってもらいたいというのだ。気前よく引き受けたハマちゃんは、後輩の宇佐美(村田雄浩)をウサギの引き取り手に指名。しかし、志乃からもらったウサギを宇佐美が実家で食べてしまったから、さあ大変! 志乃はショックで気絶してしまい、長年志乃に思いを寄せていた宇佐美は、志乃に会わせる顔がないと沖縄に転勤していってしまう。

釣りバカ日誌イレブン それからしばらく後。沖縄の暮らしに慣れた宇佐美が、自分用の釣り船を手に入れたと聞いたハマちゃんは、仮病で欠勤して沖縄に行こうと画策。すると時を同じくして、スーさんが風力発電所の視察のために沖縄に出張することが決まった。釣り天国の沖縄出張の相棒に、迷わずハマちゃんを指名するスーさん。かくして2人は沖縄に旅立つことに。

到着早々釣りに精を出すハマちゃんだったが、スーさんの頭の中は会社のことばかり。せっかく美しい海に来ていながら釣りを楽しもうとしないスーさんにブチ切れたハマちゃんは、翌日、スーさんを置いて宇佐美と釣りに行ってしまう。好天の下で大いに釣りを楽しむハマちゃん。置いて行かれたスーさんは、仕方なく仕事で知り合ったタクシー会社を経営する玉恵(余貴美子)に、沖縄の観光名所を回ってもらうことに。しかし、いつの間にか空には暗雲が立ち込め、ハマちゃんは海で、スーさんは玉恵の実家で大嵐に見舞われてしまう!

ハマちゃんの勝手な振る舞いに腹を立てて東京に帰ったスーさんだったが、その頃ハマちゃんはとんでもない事態に陥っていた。果たしてハマちゃんの運命やいかに? 

釣りバカ日誌イレブン

キャスト

<浜崎伝助>
西田敏行
<浜崎みち子>
浅田美代子
<宇佐美吾郎>
村田雄浩
<磯村志乃>
桜井幸子
<川島営業本部長>
小野寺昭
<太田八郎>
中本賢
<佐々木課長>
谷啓
<草森秘書室長>
中村梅雀
<秋山専務>
加藤武
<原口人事部長>
柴俊夫
<前原運転手>
笹野高史
<堀田常務>
森山周一郎
<鈴木久江>
奈良岡朋子
<知念玉恵>
余貴美子
<鈴木一之助>
三國連太郎

スタッフ

<プロデューサー>
瀬島光雄
中川滋弘
深澤宏
<原作>
作/やまさき十三
画/北見けんいち
(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載)
<監督>
本木克英
<脚本>
山田洋次
朝間義隆
<撮影>
長沼六男
<美術>
横山豊
<音楽>
周防義和
<照明>
熊谷秀夫
<録音>
岸田和美
<編集>
川瀬功