• topics
モデルは、どれも可愛らしい子どもばかり。出展作品の多くは、報酬と引き換えに描いた肖像画ではなく、画家自身の、あるいは身近な子どもを描いた、愛情と温かみ溢れる作品ばかりです。本展には画家が遺族に託し、遺族が代々大切に保管している作品も多く出展されます。通常美術館で目にすることができない、それらの作品を鑑賞できる大変貴重な機会となるでしょう。
「描く側=大人」たちは何を残そうとし、「描かれる側=子ども」たちは当時何を想ったのでしょうか。本展は、従来の展覧会の枠組みを超え、子どもたちの目線を通じて作品に秘められたメッセージやエピソードを読み解くという、絵画の新しい鑑賞方法を提案します。画家の手記、あるいはモデルを務めた「子ども」のインタビューとともに、作品に秘められた彼らの想いをご体感ください。