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ナビ派の中心的存在で19世紀フランスを代表する画家、ドニ。
ドニは子だくさんの画家としても知られ、愛する子どもに囲まれたその生活から、自分の子どもたちの生き生きとした姿を描いた作品を多く残しています。
本展には、ドニの作品が6点出展されますが、なかでも、この《トランペットを吹くアコ》は、本展覧会の趣旨に賛同頂いたご遺族の協力のもと、日本で初公開されるものです。
モデルは、ドニの末っ子(三男)であるフランソワ、通称アコ。トランペットを吹く音が今にも聴こえてきそうな、可愛らしい作品です。親のドニは、描きながら目を細めていたに違いありません。ドニ家が代々、大切に保存してきた愛の絆を、本展でどうぞお楽しみください。