グレン ミラー  『母の愛をおぼえた家』

(2004/10/13放送)


豊かな田園地帯が広がる、アイオワ州クラリンダ。
秋風のなかに佇む建物は、
伝説のジャズ・トロンボーン奏者、グレン・ミラーの生家です。


   
1904年のある夜、
彼は二階にある寝室で、大きな産声を上げました。


   
貧しい暮らしのなか、家族の笑顔に囲まれ、
すくすく育っていく少年・ミラー。
元気すぎて、時にやんちゃな振る舞いをする彼を、
教師をしていた母・マッティーは、
甘やかすことなく躾けるのです。


   
   
そしてまた彼女は、音楽の楽しさも教えてくれました。
母が演奏するオルガンの音色、
家中をかけめぐり、どこまでも響き渡るその調べに、
ミラーは瞳を輝かせるのです。


   
のちに彼は、自らのバンド、グレン・ミラ―楽団で成功をおさめると、
まっさきに母を故郷から呼びよせ、
生涯、敬い、いたわり続けました。
 
グレン・ミラーは、この家で聞いたメロディーを、
いつの日も忘れなかったのかもしれません。
母が奏でる、あの深い愛を…。


グレン ミラー  『母の愛をおぼえた家』

(2004/10/13放送)

今回の放送のBGM♪
「MOON LIGHT SERENADE」GLENN MILLER ORCHESTRA
次回(10月20日)の『心に残る家』は
山本有三『「路傍の石」を書いた家』
をお送りします。
お楽しみに。