ドイツ、最大の都市・ベルリン。
路面電車が行き交う通り沿いに、
劇作家、ブレヒトが晩年を過ごした家があります。
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ナチス政権により、ドイツ市民権を奪われた彼が、
終戦後、この家で暮らし始めたのは55歳のこと。
15年もの間、共に海外を転々とした妻・ヘレーナと、
新しい時代の訪れを喜びました。
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再び演劇に挑むことが出来る。
その現実に、ブレヒトは昂ぶる気持ちを抑えきれません。
毎朝6時、
彼はお気に入りの日当たりのよい部屋で、机に向かいました。
そして原稿用紙に、情熱を、強く刻んでいくのです。
ヘレーナが淹れたハーブティーを飲みながら…。
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やがて完成したブレヒトの作品は、
ドイツ国民に、多くの希望と笑顔を与えました。
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「最高の幸福は、贈ること より苦しい生活をしているひとたちに、
すばらしいものをつぎつぎに」(「贈ることの幸福」より)
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その生涯を、演劇に捧げたブレヒト。
彼はいつも多くの人々と、喜びを謳いたかったのかもしれません。
平和という、幕の下りない舞台の上で。
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今回の放送のBGM♪
「The Flower of Magherally」唄 ボーイズ・エアー・クワイア
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次回(8月24日)の『心に残る家』は ミケランジェロ『父の愛を受けた家』をお送りします。 お楽しみに。 |
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