有島 武郎(1878〜1923)
大正時代の小説家。東京小石川生まれ、札幌農学校卒。
有島武(1840〜1914 官僚・実業家)の長男。有島生馬(1882〜1974 洋画家・小説家)、里見とんク(1888〜1983 小説家)の兄。
札幌農学校に学び、キリスト教に入信。アメリカ留学後、棄教して明治43年、「白樺」創刊に参加する。その後、「カインの末裔」「生れ出づる悩み」「或る女」などを発表した。社会運動への関心から、北海道の農場を開放する。大正12年6月6日、軽井沢で波多野秋子と心中する。46歳だった。