瀧 廉太郎 (1879〜1903)

 明治期の作曲家。東京生まれ。
 高師付属音楽学校(のちの東京音楽学校)卒。在学中に「春の海」や「散歩」などを作曲。卒業後、ピアノ、作曲を学ぶ。この頃が短い生涯の中で最も充実し、歌曲集「四季」や中学唱歌「荒城の月」「箱根八里」など佳曲を残した。
明治34年ドイツに留学したが病気になり、帰国後僅かで死去。西洋音楽と日本音楽の抒情性を巧みに調和させ、後世に大きな影響を与えた。

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