石川 啄木
(1886〜1912)
明治時代の詩人、歌人。
詩集「あこがれ」で将来を期待されるが、生活のため郷里の岩手県渋民村の代用教員や
北海道の地方新聞の記者となる。のち、東京朝日新聞の校正係の職につき、
歌集「一握の砂」を刊行、近代短歌に新領域をひらいた。
大逆事件で社会主義に目覚めるが、明治45年4月13日貧窮のうちに結核で死去。27歳。
死後歌集「悲しき玩具」が出版された。
盛岡中学中退。本名は一(はじめ)、評論に「時代閉塞の現状」などがある。