1633年 油彩・楕円形の板 70cm × 53cm

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レンブラント・ファン・レイン

1606年−1669年

《縁なし帽をかぶり、金の鎖をつけた自画像》

レンブラントは、その画業の間中、自分自身を描き続けた。これらの自画像は、西洋絵画最大の巨匠のひとりが制作したものであり、黄金時代の作品の中でも特異な一群をなしている。レンブラントは、人生の各年代で自画像を描いたが、これらの表現の多様さは、別々の場面設定によるところが大きい。そこでは、様々な衣装が常に重要な役割を果たしている。《縁なし帽をかぶり、金の鎖をつけた自画像》では、ルネサンスの肖像画のように、「昔風に」帽子をかぶり、手袋をはめ、歴史的衣装に身を包んだレンブラントが示されるが、まさにそれにより、画家が過去の大画家の系譜に連なる者であることをはっきりと示している。同様に、贅沢に着飾った姿を示す衣装は、レンブラントにとって、貴族社会と一体化し、ヴァン・ダイクのような同時代の巨匠に近づく手段でもあった。
実際、オランダ連邦共和国では、有産階級が貴族の流儀を取り入れ、著名な画家の肖像画が大きな位置を占めるコレクションへと好みを向けていった。オランダのエリートたちのこの貴族化は、他のヨーロッパ諸国(特にフランス)の絶対王政によって発展した優雅さや権力のモデルに魅せられたものであり、レンブラントのこの自画像において、きわめて明瞭に示されている。

作品解説:ルーヴル美術館 絵画部 学芸員 ブレーズ・デュコス

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