ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄

2015.2.21.sat-6.1.mon

国立新美術館 休館日/毎週火曜

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「日本テレビ ルーヴル美術館展 20年プロジェクト」本格始動!2034年までの20年間に6回のルーヴル美術館展を開催

2012年、日本テレビとルーヴル美術館は、長期的な展望にたった新たな協力関係を築くことに合意し、2018年から4年に1度、計5回、日本で大規模な「ルーヴル美術館展」を開催することを決定しました。本展、「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」は、2018年から始まるシリーズに先立つ記念すべき展覧会。これにより日本テレビは、2034年までの20年間に合計6回のルーヴル美術館展を日本で開催することになり、本展の開催発表を機に、「日本テレビ ルーヴル美術館展 20年プロジェクト」を立ち上げます。

日本テレビとルーヴル美術館の友好関係は1998年にさかのぼり、日本テレビはこれまでに、「モナリザ」の展示ホールのリニューアル(2005年完成)、「ミロのヴィーナス・ギャラリー」の改修(2010年完成)、直近では「サモトラケのニケ」の修復(※)に協力してまいりました。同館のシンボルの一つともいえる「サモトラケのニケ」の彫像は、今年7月修復を終え、大理石本来の美しい姿を取り戻して元の展示スペースに戻りました。

修復が完了したサモトラケのニケ(ルーヴル美術館所蔵)

※勝利を告げる女神、「ニケ」の彫像は、1863年にエーゲ海北東のサモトラキ島で断片の状態で発掘され、1880年と1884年にルーヴルで再構成されました。年月を経るうちに大理石に汚れが目立つようになり、去年9月から10ヶ月にわたって洗浄などが行われてきました。

一方で日本テレビはこれまで、2005年、2006年、2009年の3回にわたり、ルーヴル美術館の選りすぐりの絵画、彫刻の傑作による大規模な美術展を開催してまいりました。いずれも展示作品群の圧倒的な質の高さと洗練された展示手法により高い評価を得て、多くの方々にご鑑賞いただきました。

日本テレビとルーヴル美術館、両者の協力関係は「モナリザ」など世界的な芸術遺産を保全し、展示環境の整備を推進する一方で、世界最高峰の美術作品を日本で公開するという、芸術遺産の保護及び、文化・芸術の共有という二つの観点から、極めて意義の深いものです。

日本テレビはニケ像をルーヴル美術館とのパートナーシップの象徴と位置づけ、その修復完了を広く日本の皆様にお伝えするとともに、本展の開催を機に、「日本テレビ ルーヴル美術館展 20年プロジェクト」を本格始動します。そして今後も、より多くの皆さまにヨーロッパの文化・芸術の真髄に触れて頂けるよう、努めてまいります。