このコーナーでは、色々なジャンルの専門家の先生たちに子育てに活用できる“貴重なお話”を聞いちゃうわよ!ママ&パパたちに、選りすぐりの情報をお届けするわね!第3回目のテーマは・・・
児童心理学の40年のプロが教える
『年齢別の褒め方・叱り方(3歳児・4歳児編)』
お話を聞かせてくれたのは、こちらの先生でーす!
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臨床心理士
日本大学講師 植松紀子(うえまつ・のりこ)先生
3歳児の“叱り方”
先生、よろしくお願いします。早速ですけど、3歳児を叱る時に気をつけることを教えてください!
まず3歳というのは、それまでの一人遊びから、友達におもちゃを貸したり、友達と協力して砂場の山を作ったり、子ども同士で遊ぶことを覚えていく時期です。
お友達とのやりとりを通じ、自分のワガママを通すだけではなく、他人に譲ったり妥協したりすることを理解していく。つまり、協調性が育つ時期なんです。
確かに、この頃って友達と遊ぶことも増えるわよね!!でもその分、子供同士のケンカも増えるからママとしては、ハラハラしちゃうわ〜。
そうですね。しかし逆に言えば、ケンカをするってことは、他人としっかりとした“感情のやりとり”が出来るようになった証とも言えます。
なるほど!じゃあ子ども同士がケンカをしちゃった時は、どんな風に叱ればいいですか?
まず大事なのは『子どもの気持ちを受け止めてあげること』です。
友達とケンカをした時は、ただ叱るのではなく、子どもの話もきちんと聞いてあげて下さい。なぜケンカしたのか?『僕のおもちゃを取ったから』など、ケンカを始めた理由が必ずあるはずです。
その気持ちを親がきちんと理解してあげることが大切です。
頭ごなしに叱らずに、その行動の『理由』を子どもにキチンと聞いてあげるのね。確かに3歳ぐらいになると、理由無しに行動はとらないものね!
子どもの気持ちを受けとめてあげた後に『今度は、突き飛ばさずに“やめて”って言ってごらん!』というように、正しいコミュニケーションの仕方を教えてあげましょう。そうすることで、だんだんとお母さんがいなくても、友達と上手に遊べるようになりますよ!
子どもの気持ちを落ち着かせてから、正しいコミュニケーションのやり方を教えてあげるのね!先生、分かりました〜!
3歳児の“褒め方”
植松先生、次は3歳児の褒め方について教えて下さい!
3歳になると、他人の気持ちが気になり始めます。
そのため、ただ単に『凄いね』『偉いね』と子どものとった行動を単語で褒めるだけではダメ。
子どもが頑張ったその姿に、ママがどう感動したのか?
お母さんの気持ちを一言プラスしてあげましょう!
具体的には、どんな言葉で褒めればいいのかしら?
例えば、おもちゃを片付けられたことを褒める場合には『片付けられて凄いね!◯◯ちゃんが1人で出来ること が増えて、ママは嬉しいな!!』と、なぜママが褒めてあげたくなったかを一言プラスして褒めてあげましょう。そうすれば、子どもはまた頑張ろうという気になります。
自分の行動が、なぜお母さんに喜ばれたのかをしっかり理解できれば、子どもはもっともーっと頑張ろう!って思うものなのね。
気持ちを伝えるって大事ね〜!
4歳児の“叱り方”
植松先生、次は4歳児の叱り方について教えて下さい!
4歳になると、かくれんぼのように簡単な役割を演じて遊ぶ『ごっこ』遊びをするようになります。
『ごっこ』遊びを通じて、子ども達は『順番やルールを守れることは、エライ』と感じ始めます。
それと同時に『ルールを守れないことは、恥ずかしい』という感情も芽生えてきます。
4歳になると、ルールというものを理解し始めるのね!
でもこの頃の子どもって、なかなかルールを決めても守れないのよね〜叱るとむくれちゃうし・・・。
植松先生、そんな時はどうしたらいいのかしら?
子どもがむくれるのは、自分なりにルールを守ろう!と頑張った結果なんです。頑張ったのに、ルールを守れなかったことを指摘されると、子どもは恥ずかしくなって、むくれてしまうんです。一種の照れ隠しですね!
むくれているのは、叱られたことに腹を立てているんじゃなかったのね!『ルールを守れなくて恥ずかしい』という気持ちの表れだったのね!
だから叱る時は、子どものそんな気持ちをしっかり汲み取ってあげることが大事なんです!!ただ叱るのでなく『失敗しちゃったね!でもちゃんとやろうと頑張ったね!』と、ルールを守ろうと努力した子どもを評価してあげつつ叱って下さい。そうすれば恥ずかしい気持ちも落ち着き、また頑張ろうという勇気が、子どもにわいてきますよ!
子どもの『失敗して恥ずかしい……』っていう気持ちを消してあげることが大事なのね!勉強になるわ〜!
ちなみに『ルールを守りたい』『守らないと恥ずかしい』と感じ始める4歳児の時というのは、実は『しつけ』には最も適した時期なんですよ!
そうなんですか!じゃあ、子ども達のしつけのためにも、子ども用のルールを作らなくっちゃ!
ママさん慌てないで!!親が作ったルールを一方的に押しつけてもダメ!子どもはやる気を起こしません!!そこでオススメなのが『家族のためにできるお手伝い』を、子どもと一緒に考え、毎日続けさせることです。
なるほど!自分で考えたルールなら、より守ろうという気持ちになるってわけね。でも、どうして『家族のためにできるお手伝い』をやらせるといいのかしら?
『家族の役に立つ』という分かりやすい実感や成果が、子どもの『お手伝いをする』というルールを守りたい!と思う気持ちを刺激するんです。それが力になって、子どもがルールをより長い間、守りやすくなります!
お手伝いって、子どもの成長にとっても大事なのね!!しかもママも楽になっちゃうんだから、最高よね〜!
4歳児の“褒め方”
次は4歳児の褒め方で気をつけることを教えて下さい!
4歳児を褒める時に気をつけなければいけないことが一つあります。
それは『褒めることを子供を動かす手段にしない』ということです。
例えば、お母さんが頼んだ物を子どもが持ってきた時『よくできたね〜。
凄いわね!』と褒めた後『じゃあ、あれも持って来てくれる?
えらい子だからできるよね!』と、別の何かを持って来させようとしたことはありませんか?
あります…。
私だけじゃなくて、思い当たるママたちも多いかもしれないわ〜
3歳位までなら、こうした『おだて』に乗って、親の言う通りに動いてくれるかもしれません。
でも4歳を過ぎると、子どもは言葉の裏まで理解できるようになります。
おだてるような褒め方をされると『何、言ってんだい!その手には乗らないぞ〜』と子どもは感じて、親の言うことに反発したり、無視するようになってしまいます。
4歳の子どもは、言葉の裏を感じとれちゃうわけね!
そうです!
4歳の子どもは『おだて』と『褒める』の違いを見抜いてきます!!お母さんやお父さんは『おだて』ではなく、『褒めて』あげることを心がけて下さい!
昨日パパに綺麗って言われたけど、あれも『おだて』?
なんちゃって!今日もいろいろ勉強になったわ!!!!
植松先生、ありがとうございました!
今回のまとめ
植松先生が、今回教えてくれたことをまとめるわよ!
まずは3歳児の『褒め方・叱り方』のポイントは…
続いて、4歳児の『褒め方・叱り方』のポイントは…
3歳児、4歳児を持つママさん、パパさん!
お子さんを褒める時・叱る時に、植松先生のポイントを参考にしてみて下さいね〜!
「子どもの褒め方、叱り方」についてもっと詳しく知りたい人は・・・