世界まる見え!テレビ特捜部
07/04/09 OA
知られざるスーパーDOG物語

【ラブラドール・レトリバーのマギー】
カナダ・アルバータ州キャンモアに住む7歳の少年、
アンドリューは自閉症。
自閉症の症状は様々だが、アンドリューの場合は、
人と関わることが苦手で自分の殻に閉じこもり、
友達と遊ぶことができなかった。


そんなアンドリューの元にやってきたのが、
セラピードッグとして訓練された、ラブラドール・レトリバーのマギー。
そう、体や心を病んだ人が犬と触れ合うことで、安心感が生まれ、
治療的効果があると言われているのだ。


だが、他人に興味を持たないアンドリュー少年は、
犬のマギーに対しても、なかなか打ち解けることが出来ない。
それでも、献身的にアンドリューに寄り添う、マギー。


だが、2週間後。
アンドリューが、犬のマギーに自らじゃれ始めた。
人と関わることができず、マギーにも心を開かなかった少年に
変化が見え始めたのだ。


そして4ヵ月後。
アンドリューとマギーは、すっかり仲良しになっていた。
しかも、アンドリューは友達と一緒に遊べるまでに回復。
マギーの献身的な愛情が少年の心を解き開いたに違いない。

【コッカスパニエルのハニー】
現在、アメリカやカナダの刑務所で行われているのが、
「プリズン・ドッグ・プロジェクト」。
囚人達が、体の不自由な人などを助ける介助犬を育成、
社会貢献をすると同時に、囚人自身も犬とのふれあいを通して
人間性や社会性を学ぶと言うもの。


カナダで服役しているジーンも、週数回、ベテラン訓練士に教わりながら
コッカスパニエルのハニーと言う犬を育成していた。
そして、トレーニングから18ヵ月後。
ジーンは、介助犬として訓練したハニーを連れて老人ホームへ。
そう、1年以上一緒に過ごしてきたハニーとも今日でお別れなのだ。
寂しさを胸に、老人ホームを出て行くジーン。


ところが4ヵ月後。
老人ホームにやってきたのは、刑期を終えたジーン。
犬のハニーは、ジーンに飛びついて再会を喜ぶ。
実はジーン、ハニーとの出会いをきっかけに
獣医の助手になる勉強を始めたと言う。
そう、犬のハニーが、暗く沈んでいたジーンの心に光をあて、
新たな人生の一歩を踏み出させたのである。
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