世界まる見え!テレビ特捜部
07/11/19 OA
悪霊に呪われた館

1965年、アメリカ、メリーランド州。
購入したばかりの新居に、ロン・スターリングとナンシーの夫妻、
そして彼らの6人の子供たちが越してきた。


しかし数日後、母ナンシーが昼食の後片づけしていた時、
閉めたはずの蛇口から水が…。
さらに、夕食の時には、水切り用のトレーが
左側から右側へ、勝手に移動していたのだ。
だが、これは悪夢の前兆にすぎなかった。


夜、ナンシーが目を覚ますと、あざ笑う表情を浮かべた老婆の霊が現れた。
その後、さらに彼女は、おかしな夢を見るようになっていく。
その夢とは…「始めに何かのパイプが揺れていて、
次に、家中が炎に包まれ、最後に必ずあの老婆が出てくる」…
これが何日も続いたのである。


そして、ある日の事。
家中にガスの匂いがして、ナンシーはガス会社に連絡。
すると、ガス管のつなぎ目がひどく緩んで、大量のガスが漏れている事が判明。
ナンシーは、あの老婆の霊のしわざだと考え、
わらにもすがる思いで、著名な心霊研究家に手紙を送り、助けを求めたのだ。


その数ヶ月後、心霊研究家のハンツ・ホルツァーが、霊媒師と共にやって来た。
すると霊媒師は、
「この家には、19世紀のアメリカ南北戦争に従軍していた兵士、
『ルイス・フォンティニュー』と、謎の老婆『キットンジャー』との、
2体の霊がいる」と言う。
さらに、
「兵士・ルイスの霊は、老婆・キットレンジャーの手から
一家を守ろうとしているが、それもいつまでもつか、わからない」というのだ。


そこで、ナンシーの従兄弟が、州の記録保管所で、
兵士、ルイス・フォンティニューと、老婆キットンジャーについて調べると、
南北戦争の時、この辺りの戦いで、
ルイス・フォンティニューという将校が戦死していたこと…
更に、ルイスより100年ほど前、この土地に家を持っていた、
アイリーン・キットンジャーという女性が、
家の中で謎の死を遂げていた事が判明したのだ。


数ヶ月後、ようやく家の買い手が見つかり、
引っ越すことになったスターリング一家…
買い手には、幽霊が出ると正直に話したが、
相手は、超常現象を研究する夫婦だったため、それでも全く構わないという。


恐ろしく不可思議な、心霊の世界。
信じようと信じまいと、これは実際にあった話なのだから…


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