世界まる見え!テレビ特捜部
07/12/03 OA
緊急出動!子育ての悩みはナニーにお任せ

これまで、育児に悩む様々な家庭を、見事な手腕で救ってきた
プロのベビーシッター<ナニー>達。
今回の依頼主は、アメリカ・コネチカット州に暮らす、
専業主婦のデビー・フィンク。
デビーと夫は、結婚当初から長い間、子どもを授かる事ができず、
一大決心で、長女アマンダと次女アレックスの双子を養女に迎えた。
そして数年後、実の子である二組の双子にも恵まれたのだが
待っていたのは、幸せとは遠くかけ離れた、ただ騒がしいだけの毎日。
父ポールは仕事が忙しく、家庭を顧みないため、
母デビーは、家事や双子達の世話に追われ、ゆっくり昼食を取る時間すらない。


そんなフィンク家の問題を解決すべく立ち上がったのは、
ナニー歴22年の大ベテラン、デボラ。


まずは、観察開始。
午前9時、父親ポールが出勤すると、母親と子どもの育児戦争が開始。
子ども達はひたすら泣きじゃくり、叩いて蹴っての大喧嘩。
そんな子ども達に対し、母親デビーは、頭ごなしに怒鳴るだけ。
ぐずる長男のスティーブンに対しては、
まったく話を聞かずに部屋に閉じ込めてしまった。
そんな中、最も不満をあらわにしていたのが、養女のアマンダとアレックス。
気に入らないことがあれば、弟や妹に手を出し、挙句の果てには無視をきめこむ。
それを見ていたデボラは、この家族の問題点は、
「コミュニケーションが足りないこと」だと指摘したのである。


そして翌日。デボラは一家に、問題を解決する為のルールを発表。
・今後一切、乱暴な行為は禁止。
・言いたい事があれば、言葉にする
・両親は、その言葉にできるだけ耳を傾けること


「親子の関係や、他人と関わっていく上で、幼い頃から
『話し合いや気持ちを伝えることの大切さ』を学ばせるのが重要。
そして、それを教えることこそ、親のつとめなのよ」



そして、実際にデボラが、辛抱強く子どもの言葉に耳を傾けると、
彼らは思っていることを言葉にし始めたのだ。


だが、事件が起きた。
母デビーが、養女アマンダの犯した、ちょっとしたミスに大激怒。
すると、アマンダは怒られた腹いせに、弟スティーブンの顔に
クッションを押し付けるという、危険行為をはたらいたのだ!
だが、デボラが、泣いているアマンダに話しかけると、
彼女からこんな言葉が…


「私たちは養女だから、両親は私たちの事が可愛くないのよ」


この言葉に、居たたまれなくなった父ポールは、
これまで育児に参加しなかったことを反省し、気持ちを改めることを決意。
すると、子ども達とのコミュニケーションも、そつなくこなせるように。


しかし母デビーは、努力しているものの、上手くいっていない様子。
しかもデボラが、そのことを指摘すると、責められる事に嫌気がさしたのか、
言い訳して逃げ出そうとする始末。
だが父ポールも、デボラと一緒にデビーを説得。
すると…


翌日、養女アマンダに語りかける、母デビーの姿が。
そこで、娘に対し、率直な思いを伝える母デビー。


「昔も今もあなたのママは、私以外にいないわ」


たまらなく泣き出す娘のアマンダ。
母から娘へ、今、二人の思いは一つになったのである。


こうして、フィンク家の問題を見事解決したデボラ。
別れのとき、家族のみんなから、感謝の手紙が手渡されると
それを読み、号泣するデボラであった。


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