世界まる見え!テレビ特捜部
08/05/12 OA
神へ近づけ!バヌアツ使節団

バヌアツのタンナ島から来た5人の使節団。
彼らはイギリス王室・エディンバラ公が
自分たちの故郷、タンナ島の神だと信じ、会うことを夢見ている。
そんな彼らが、ホームステイ先の貴族のお城で、
ついにエディンバラ公の写真を発見!
さっそくエディンバラ公に会えるよう働きかけてもらい、
使節団はバッキンガム宮殿のあるロンドンへ。
だが、イギリスに滞在できるのも残り1週間。
果たしてその間に連絡は来るのか?
すると2日後…なんとイギリス王室から1通の手紙が届いた。
そこには「バヌアツから来たあなた方をエディンバラ公との面会に招待します」と
書かれていたのだ。
大喜びの5人は、エディンバラ公に会うための準備を開始。
美容室で髪を切り、みんなで揃いのスーツを購入。
しかし、最も大事なのはエディンバラ公への質問。
イギリス王室の人間に向かって「いつタンナ島に帰ってくるのか?」と訊くのは、
さすがにまずいのでは…?
「パパイヤの実は熟したか?ときけばいい。
熟したと答えればエディンバラ公はタンナ島に帰ってくる」と部族長のヤパ。
だがそれで、エディンバラ公は相手にしてくれるのだろうか?
こうして向かえた面会当日。
5人はロンドンを離れ、ウィンザー城へ向かった。
そしてついに神と崇めるエディンバラ公の待つ扉の向こうに姿を消した。


それから4日後。
バヌアツ使節団は、懐かしいタンナ島に帰ってきた。
島民たちが出迎える中、ついにエディンバラ公からのメッセージを発表。
「私はきいた。パパイヤの実は熟したかと。するとエディンバラ公はこう答えた。
今はまだ寒い。暖かくなったら改めてメッセージを送ると。
今はまだ神がお戻りになる時ではないのだ」
5人の使節団とエディンバラ公が一緒に写った写真を見て、目を輝かせる人々。
こうして彼らの旅は新たな文明を知ること以上に、
故郷のよさを改めて実感するものとなったようだ。


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