世界まる見え!テレビ特捜部
09/04/20 OA
アメリカ発これぞ職人!爆破屋

大型建築物を安く、そして短期間で解体できる爆破解体。
緻密な計算により、そのガレキの全てを敷地内に収めるという爆破解体の技術は
この100年で飛躍的に発展した。
その世界の第一線で活躍する、爆破解体のプロフェッショナル
通称「爆破屋」たちの仕事ぶりを紹介。



ノースカロライナ州シャーロット。
ここで今、世界トップクラスの爆破屋<スティーブ・ペディグルー>が
挑んでいるのが、東京ドームよりも広い敷地に立つ、
6階建ての巨大建造物<コンベンションセンター>の解体。
だが、一流の爆破屋スティーブにとっても、
このコンベンションセンターの解体は非常に難しいという。



その要因は、コンベンションセンター周辺に建つ建物。
この場所は、ガラス張りの高級ホテルやオフィスビルに囲まれている。
当然のことだが、周辺の建物全てにダメージを与えず、
尚且つ隣のホテルと結ぶ空中廊下はそのまま残して、
コンベンションセンターだけを解体しなければならない。
爆破が成功すれば、空中廊下は無傷で浮いた状態に残るはず。



だが実はスティーブ、前回の爆破解体で失敗をしていた。
それは、操業休止となった原子力発電所の爆破・・・
発電所であったため、普通の建物よりコンクリートに耐震性が強く、
建物はビクともせず解体は失敗してしまったのだ。
もし今回も失敗するようなことがあれば、仕事を失ってしまう。



では、スティーブは
コンベンションセンターをどのように爆破解体するつもりなのか?
鍵となるのは、十字型に張られた爆薬。
起爆スイッチを押すと、地下の支柱と1階の壁が崩壊。
すると一瞬、建物が浮いた状態になり、
それが自然に崩れてきたときに、次の爆破を起こして、
屋根の部分をそのまま落下。
そこで再度爆破を起こし、建物全体が粉々になる、というプラン。



いよいよ、爆破当日。
このような大規模の爆破解体で、最も気をつけるべき点は安全確保。
朝の5時から、防御フェンスがすき間無く設置されていく。
そして、爆破の準備がすべて終わり、
スタッフ、見物人が安全なエリアに移動したのを確認して、
いよいよ爆破!!果たして結果は・・・
爆破は、スティーブの計画通りにいったようだ。
建物は内側へ崩れ、最も気にかけたホテルへの空中廊下もキレイに残っている。
ただ、周辺の建物で3箇所、窓が傷ついた箇所があった。
今回のような大規模の爆破にしては、この被害は奇跡的に少ないともいえる。



スティーブはこの爆破の成功により「世界トップクラスの爆破屋」という名誉を
守ることが出来た。
しかし、ガラスが割れてしまったと言う小さな失敗でも悔しいという。
爆破屋が目指すものはただ1つ、完璧な爆破解体のみなのだ。



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