世界まる見え!テレビ特捜部
09/07/27 OA
航空機 パニックフライト FILE

【 FILE 1 】
1988年4月28日。
乗員乗客95名を乗せたアロハ航空243便は、
ハワイ島のヒロ空港から、オワフ島ホノルル空港に向け、飛び立った。
そして、機体が、上空7300メートルに到達したその時!
激しい爆音と共に、機体前方の天井が6メートルに渡って吹き飛んでしまったのだ。
緊急事態に直面した機長は、マウイ島カフルイ空港に緊急着陸する事に。
だが大きく破損した機体は、着陸の衝撃に耐えられず、
真っ二つに折れる危険性もあった。
だが、機長の巧みな操縦技術で、着陸に成功。
客室乗務員1人が犠牲になってしまったが、94名の尊い命が救われたのだ。



【 FILE 2 】
2005年8月14日。
乗員乗客121名を乗せたヘリオス航空522便が、墜落。
機体のほとんどが燃え尽き、墜落原因の究明は困難を極めたが、
事故調査官は、驚くべき事実を突き止めた。
522便がフライトする前、
整備士は、点検のため『与圧装置』の自動設定を解除した。
与圧装置とは、飛行機の中を地上と同じ気圧を保ち、
酸素を逃がさないようにする重要な装置で、
これが入っていないと、機内は酸素不足の状態に陥ってしまうというもの。
だが、整備士は、点検が終わった後、
この与圧装置の自動設定を戻し忘れてしまったのだ。
そして、機長もその事に気付かないまま、旅客機を離陸させてしまった。
これにより、機内の酸素が尽き、乗員乗客、全員が気絶してしまったのだ。
その後、ヘリオス航空522便は、自動操縦でとりあえず飛び続けたが、
やがて燃料がなくなり、墜落してしまったのだった。



【 FILE 3 】
1985年2月19日。
乗員乗客274名を乗せた中華航空006便は
太平洋上空を自動操縦で飛行していた。
すると、4つのエンジンのうち、1つが突然停止。
機長はエンジンの再点火を試みるが、その間にも機体は失速し、
大きく傾き始めた。
この状態で、機体を立て直すには、自動操縦を一旦解除しなくてはならない。
ただちに、機長は自動操縦を解除するが…
機体は、時速300キロという
絶望的なスピードで回転しながら急降下し始めた。
機長は、必死に機体を立て直そうとするが、旅客機は雲を突き抜け、海が現れた。
誰もが死を覚悟した…その時!
機長は、機体を立て直す事に成功!
その後、中華航空006便は近くの空港へ緊急着陸。
乗っていた274名は、機長の巧みな操縦技術によって救われたのだ。



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