世界まる見え!テレビ特捜部
09/11/16 OA
オランダ発 ダ・ヴィンチ・コード風お宝探し大作戦

あるカフェで床に置かれた一台の携帯電話が突然、鳴りだした。
その電話を手に取る男。
一方、別のカフェでもテーブルの脚に取り付けられた携帯電話が鳴り、
女が手にした。
受話器から聞こえてきたのは、なにやら怪しい男性の声。
『2万5千ユーロ獲得のチャンスだ。挑戦したければ今すぐエントリーせよ』。
実はこれ、番組によって無作為に選び出された二人の男女が、
携帯電話から告げられる数々の謎を解き明かし、宝のありかを目指すという
お宝探しミステリー。
果たして彼らは、2万5千ユーロ、日本円で約337万円の大金を
ゲットすることが出来るのか?



電話の声の主は、この番組のトレジャーマスターのアフロ。
そして今回、選ばれた勇敢なハンターは
バート・ファン・リーシャウト(30歳)と、
ナタリー・ルース(31歳)の2人。
彼らは、宝のありかへと通じる重要なヒントが入った3つのカプセルを
探し出さなくてはならない。
制限時間は3時間。早速、ナタリーの携帯に最初の指令が。



『ボートに乗って川を下れ!近くに止めてある黄色いフェラーリのところで、
バートという男と落ち合え。それが君のパートナーだ』。



そう、この宝探しは見ず知らずの相手と、
お互いに協力し合わなければならないのだ。
ナタリーはボートを漕いで真っ暗な橋げたの下を進んでいき、
バートとなんとか合流!とそこへ、再び電話が。



『まずは、セント・ジョン教会へ行け!そこに、最初のヒントが隠されている』



すでに、34分が経過。
二人が走って教会へ着くとここで、最初のミッション。
教会の祭壇付近には宝のヒントが入ったカプセルが置かれている。
それをその上に張られたロープと磁石を操り、
誰にも気付かれないように入手しなければならない。
2人は緊張の中、なんとかカプセルを入手することに成功。



その中からメモリーカードを取り出し携帯に挿入すると、
『財宝は、多くの部屋を有する建物を望み静かに眠る』というヒントが。



だが、まだわからない!そして、そばにいる男から新聞を買えと指示され、
二人が新聞を買うと、「次の目的地までの地図が黄色い車にある」と書かれていた。



先程の黄色いフェラーリを思い出し、駆け寄りドアを開けると、
地図が入っているはずのボックスが開かない。
しかも、エンジンキーも見当たらない!二人が焦っていると再び電話が。



『賞金から5千ユーロ減らしてもいいなら、手助けしてやる』というアフロ。



仕方なく助けてもらうことに。獲得賞金は2万ユーロに減ってしまった。
実は、本当はフェラーリではなく、近くに駐車した別の黄色い車であった。
二人は慌てて乗り込み、車にあった地図を頼りに次の目的地へと急ぐ。



残り時間は1時間20分。川沿いに建てられた工場の倉庫へ到着。
ここで2つ目のミッション。
2万個もの積み荷の中から『ザ・フォン(The Phone)』と書かれたラベルのついた
積み荷を見つけ出す。その中にカプセルが入っているのだ。
バートとナタリーは手当たり次第に積み荷を探し始める。
その間にも積み荷は作業員によってどんどん運ばれていく。
ここで、ナタリーは探すエリアを限定するという大きな賭けにでた。
すると見事、正解の積み荷を発見。
二つ目のカプセルには
『多くの部屋は、悪しき者の過ごせる所なり』というヒントが。
だがこれも解くことが出来ない。
そこに電話が鳴り、次の目的地が公文書館だというヒントを入手。
さらに入館するためのIDパスが、
川を走る貨物船の屋根に置いてあるというのだ!
しかも、橋の欄干から縄はしごで船が通り過ぎる前に
貨物船の屋根からゲットしなければならない!
まさに命がけ!こんなことも一般人にやらせるのがオランダ流なのか。
こうして無事にIDパスを入手し、二人は公文書館にたどり着いた。
残された時間は、55分。
ここにはアフロが用意した3つのファイルが隠してあるという。
まず一つめのファイル番号を教わり、パソコンに入力すると、
ファイルを保管している倉庫室が分かる。
そのファイルには次のファイル番号が書かれている。
これを繰り返し、ファイルを辿っていくと
カプセルが隠された3つ目のファイルにいきつくとのだという。閉館まで後5分!



2人は、パソコンを駆使しながらファイルを探す。
だが2つ目のファイルを発見したところで無情にもタイムアップ。
これでゲームオーバーか!?
ところが、賞金5千ユーロと引き換えにもう一度チャンスを与えるとアフロから
提案が。
2人はもちろんこれを受け入れた。ただし賞金は1万5千ユーロに。



そして最後のヒントが!
『多くの部屋が示すは、独房なり悪しき者が示すは、犯罪者なり』。



それは刑務所のことだった。だが残り時間は19分。
2人は急いでルーバン・ゲート刑務所へとやってきた。
実はここから先はサバイバルとなり、最後の賞金を獲得できるのは、
たった一人だけ。それぞれ独房に入り、先に3問正解した方の扉が開き、
賞金の入っているスーツケースまで先に走っていけるというルール。



最初の一問目はバート正解、ナタリー不正解。
続く2問目は、両者正解でバートがリーチ。そして3問目、バートが間違えて両者互角。次の問題でバートが正解し、
いち早くお宝の入ったスーツケースの元へと走る!
制限時間は2分を切った。ナタリーも次の問題に正解し、バートの後を追う。
どうなるのか?
スーツケースの元に、先に到着したのは、やはりバート!
制限時間ギリギリで1万5千ユーロ、日本円で約202万円の大金を
手にしたのだ。
だがこの番組はここで終わらない!バートにアフロからメールが届く!
『1万5千ユーロの賞金を独り占めするならその場に残る、
ナタリーと折半する気があるならボートで引き返す、どちらか一つを選べ』
というもの。
そこへナタリーから電話が。
おめでとうと言うナタリーに、バートは全額自分が貰うか折半するかという
ルールがあり悩んでいると打ち明けるバート。
そして出した結論は…「俺は、ここに残るよ」。
「賢明な判断よ…でも、彼は優しいのね。
黙っていれば分からなかったのに正直に話しちゃうんだから」とナタリー。
次は、一体ダレがターゲットに選ばれるのか。それは、あなたかもしれない!



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