世界まる見え!テレビ特捜部
10/01/18 OA
カメラがとらえたオオタカ 狩りの瞬間

猛禽類、タカ目・タカ科『オオタカ』。
森や林に住み、全長はおよそ60センチと小柄なものの、タカの中でも特に
「狩りの名手」として知られる。一度狙った獲物はどこまでも追い続けるという、
闘争本能と狩りの能力の高さから、昔から『オオタカ』は鷹狩りに利用されてきた。
[1]スピード
鳥は翼を羽ばたいて、羽の周りに空気の渦を作ることで、空を飛ぶ事ができる。
『オオタカ』の場合は翼を羽ばたくパワーが特に強いため、
飛行スピードは時速80km、
高所からの急降下ともなると時速100kmを超える事もあるという。
また、『尾羽』を大きく広げる事で、『ブレーキ』や『舵』の役目を果たしている。



[2]飛行テクニック
飛行する際、狭いところを通るときには翼を瞬間的に折り畳んだり、
方向転換するときには瞬時に翼の向きを変えたり、
木の幹をキックして急な方向転換に対応することで、
スピードを落とすことなく、巧みに森の中を飛ぶことができる。


 

これだけ優れた能力を持つ『オオタカ』でさえ、
狩りの成功率はわずか20%程度だと言う。
しかし、森の狩人として君臨する『オオタカ』が羽ばたく姿は、
まさに『自然の厳しさと美しさ』を兼ねそなえている。



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