世界まる見え!テレビ特捜部
10/02/08 OA
氷の上のスーパーエキセントリックスケーター

<アメリカ> が誇るフィギュアスケート界のスター選手「ジョニー・ウイアー」。
まもなく開幕する『バンクーバー冬季オリンピック』のアメリカ代表で、
メダルが期待されている美貌の天才スケーターである。
ジョニーがスケートに興味を持ったのは、9歳の時。
1994年リレハンメル冬季オリンピックで金メダルに輝いた、ウクライナ代表の
女子フィギュアスケーター「オクサナ・バイウル」の演技を見たのがきっかけとなり
フィギュアスケートを始めたのだ。



12歳の時、かつて天才少女と呼ばれた「プリシラ・ヒル」をコーチとして迎える。
彼女の指導を受けると、ジョニーの才能はすぐに開花し、
2001年3月、スケート歴4年にして『ジュニア世界大会』に出場し、金メダルを獲得。
さらに2004年には、『全米選手権シニア大会』で初の全米チャンピオンに輝き、
2005年、2006年も優勝し、3連覇の快挙を遂げた。



だが、2006年2月に行われたイタリア『トリノオリンピック』、結果は5位。
ここから彼は極度のスランプに陥り、2007年1月の『全米選手権』では、
ライバルの「エヴァン・ライサチェック」に全米チャンピオンの座を
奪い取られてしまった。
絶大な信頼関係で結ばれていたコーチ「プリシラ」との関係にも亀裂が生じ、
ジョニーはコーチを変えてしまう。



新コーチの厳しい指導のもと、必死に練習を重ね、迎えた『全米選手権』。
宿命のライバル「ライサチェック」は、フリープログラムで自己最高点を獲得、
ショートプログラムとの合計点『244.77』で、1位に躍り出た。
その結果を見たあとに演技に臨んだジョニーも、素晴らしい演技を見せた。
結果は、合計点で『244.77』。なんとライサチェックと同点で1位を獲得したのだ。
ルールによって、フリーの得点がジョニーより上だったエヴァンが金メダル、
ジョニーが銀メダルとなったが、ジョニーは確実に自分を取り戻した。
ジョニー・ウィアーは、今年2009年1月に行われた『全米選手権』で
見事、バンクーバーオリンピック・アメリカ代表の座を掴んだ。
彼はまもなく、その舞台に立つ。



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