世界まる見え!テレビ特捜部
10/08/09 OA
結構タメになるアイスクリームのおいしい話

『アイスクリーム』は今から約4千年前の<エジプト>や<バビロニア> など
古代文明の時代から食べられていたという。
当時の『アイスクリーム』は、雪や氷にミルクや果物の汁などを混ぜたもの。
氷はとても貴重だったため、王侯貴族や裕福な人たちだけのモノだった。



しかし、16世紀の<イタリア>で『アイス』の文化が花開く。
「ジョヴァンニ・バティスタ・デラ・ポルタ」によって
『ワインの入った容器の周りに氷と塩を入れて回転させる』という
ワインを凍らせる方法が発明されたのだ。
氷は溶けるときに周りの温度を下げる、これを利用して『アイス』を作ったのだ。



そして<フランス>では独自の『アイスクリーム』が誕生する。
1720年、「カフェ・プロコープ」は初めてホイップクリームを凍らせた、
なめらかで柔らかい『グラス・ア・ラ・シャンティ』を作った。



19世紀、『アイスクリーム』に更なる進化をもたらしたのが『産業革命』。
電気の利用により『アイスクリーム』作りが機械化され、簡単になったのだ。



そして20世紀、<アメリカ>で画期的なアイデアが生まれた。
万博でワッフル屋台を出していた「アーネスト・ハムウィ」は、
隣のアイスクリーム屋台でお客に出す皿がなくなったのを見ると、
『ワッフル』を巻いてアイスクリ―ムをのせることを思いついたのだ。
これがアイスクリームの『コーン』が誕生した瞬間といわれている。



<サンフランシスコ>の「フランク・エパーソン(11)」が、寒い冬のある日、
飲み物にストローを挿したまま、外に放置してしまった。
すると翌朝、飲み物が凍り、棒を持って食べる『キャンディのようなアイス』が
誕生した。
まさに偶然が生み出したアイスの歴史を変える大発明であった!!!



【アイスクリーム豆知識】
イギリスのサッチャー元首相は、大学で化学を学び食品会社に研究者として就職。
その時、アイスに空気を混ぜる研究をしていた。



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