世界まる見え!テレビ特捜部
10/11/08 OA
犬の自殺!? 謎を解明せよ!

<スコットランド南部・ダンバートン>にある『オーバートウンブリッジ』と
いう橋で、犬が飛び降り命を落とすという奇妙な連続事故が多発した。
その原因は、一体何なのか?



精神科医の「エイドリアン博士」によると、犬には飼い主の気持ちを汲み取る
能力があるので、心を病んでいる飼い主の心を汲んで、代わりに自殺を図った
のではないかと仮説を立てた。しかし調査の結果、愛犬を失った飼い主たちは
心を病んではいなかったため、この仮説は崩れてしまった。



次に動物行動学の「デイビッド・サンズ博士」は、事故現場の視察や飼い主
からの情報を元に、事故を検証した。
協力してくれたのは、数年前に同じ橋から飛び降りたものの奇跡的に一命を
取り留めたという犬と、地元住民。
リードを繋いだ状態で、犬に橋の上を散歩させると、橋の中央付近で犬が
何かに反応し、両足を上げる仕草を見せた。



博士はこの行動を重要視し、犬の主要な感覚『視覚』『聴覚』『嗅覚』の
観点から検証することにした。



この橋で犬から見えるのは分厚い壁のみ。橋を飛び越える『視覚的要因』は
見あたらない。



次に『聴覚』検証。ところが、橋周辺の音を犬の耳の高さに合わせて、
集音マイクで計測しても、特に変わった音が収録される事はなかった。



そして『嗅覚』検証。橋周辺を調査すると、ここには『ネズミ』『リス』
『ミンク』が多く生息していることが判明。
そこで、これらの『臭い』を検証するため、ネズミ、リス、ミンクの臭いを
含ませた布を数匹の犬に近づけると、ほとんどの犬が『ミンク』の臭いに
興味を示した。



確かに、犬の自殺が最初に報告された1950年代に、野生化したミンクが大量
発生している。橋の上で視覚や聴覚を遮られた犬達が、高い場所とわからず
『ミンク』を求め、橋の向こうに飛びだしてしまい、落下して死に至ったという
可能性が高い。



現在、犬の自殺名所と呼ばれた「オーバートウンブリッジ」には、「危険な橋。
犬のリードを放さないでください」との注意書きが立てられ、
愛犬を失う悲しい事故は着実に減少している。



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