世界まる見え!テレビ特捜部
10/11/22 OA
植物 ふしぎ能力 びっくり映像

<タヌキモ>
沼の水面から顔を出すように咲く「タヌキモ」は世界最速の食虫植物。
水面下の根の膨らんだ部分『補虫嚢(ほちゅうのう)』に獲物が近づくと、
水ごと吸い込んで食べてしまう。その速さは実に1000分の15秒。

<ビー・オーキッド>
花粉を運ぶハチを引き寄せるために、<ビー・オーキッド>はその形をメスの
ハチにそっくり変化させ、細かい毛まで生やし、感触まで似せる。さらには
メスバチの持つフェロモンと同じ匂いを発しているのだとか。

<ザゼンソウ>
アメリカやアジアの北部に分布する、筒のような形をした<ザゼンソウ>は、
花粉を運ぶハエを引き寄せるため、腐った肉や動物の排泄物に似た、強烈な
臭いを出す。さらに、葉の内側はつるつるで、寄ってきたハエたちを葉でできた筒の
中にすべり落とさせ、そこに大量の花粉を降らせ、ハエを花粉まみれにする。
そして葉の中にある「柱」のようなものをよじ登らせて、ハエたちを外に出すのである。

<エロディウム>
とがった種に、らせん状に巻かれた茎がついた特徴的な形のこの種は、
ミサイルのように地面へ落下すると、ドリルのように地面を掘り進んでいく。

<ネナシカズラ>
『ネナシカズラ』は、他の植物にとりつき養分を吸い取ってしまう、まるで
吸血鬼のような植物。どうやって相手を見分けるか?それは、ペンシルバニア
大学の「コンスエロ・デ・モラエス」教授たちの研究によると、なんと寄生相手
を「匂い」で見分けているという。

植物が「匂い」をかぎ分けるとはどういうことなのか?
実は最近の研究で、植物も人間の神経と同じように、熱さや痛みを感じること
ができ、外からの刺激を伝える能力があるらしいということが分かってきて
いる。いずれ、人間と会話ができる植物が現れるかもしれない。

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