世界まる見え!テレビ特捜部
11/02/28 OA
本当にできるの? ハリウッド作品 ハイテクスパイグッズ大検証

【身元確認】
数ある生体認証の中でも、目の表面にある[虹彩(こうさい)]と呼ばれる部
分は、指紋の6倍も個人を特定することができる。
そんな高精度の虹彩チェックを欺くシーンが描かれているのが、
トム・クルーズ主演映画『マイノリティ・リポート』。
主人公は、他人の目を移植し、コンピュータを欺き追っ手から逃れることに成
功した。では、現実でも他人になりすまし、セキュリティを潜り抜けることは
できるのか?セキュリティ強化の目的で作られたゼラチン製の[人工指紋]は、
実験で80パーセントの確率でコンピュータをだまし、チェックをすり抜けた
という。

【監視】
映画『エネミー オブ アメリカ』の中で、ウィル・スミス演じる弁護士が、
知らぬ間に発信機を仕掛けられ、スパイ衛星に監視・追跡されるシーンがある。
しかし現実では、街なかで逃げ回る人物を衛星で追跡することは
完全には出来ないという。発信機の信号は意外と弱く建物などに入ってしまえ
ば、信号は衛星まで届かず、見失ってしまうからだ。
さらにその映画では、遠く離れた場所から[高性能マイク]で2人の会話を盗
聴しているシーンがある。しかし実際には、声は離れれば離れるほど、弱くな
っていき、高性能マイクを使っても、人ごみの中で2人の会話だけを聞き取る
のは至難の業だという。

【殺傷兵器】
驚くべき暗殺方法が描かれているのがドラマ『24』。
アメリカのパーマー大統領を襲った女性テロリストの暗殺方法は[握手]。
女性がパーマー大統領と握手をすると、その数分後、握手によって毒を盛られ
た、パーマー大統領は突如倒れてしまう。だが、近い将来、DNA技術の進歩
によって、狙ったターゲットただ一人に毒性を示すウイルス兵器が開発される
かもしれないのだ。

【未来のスパイ兵器】
映画『マイノリティ・リポート』では、クモ型追跡ロボット、スパイダーが登
場し、あらゆる障害を潜り抜け、静かにターゲットに忍び寄る。
現実で、日々開発されているロボットは、生物の動きを真似て作られることが
多い。「アメリカ海軍」が開発したエビ型ロボット『ロボ=ロブスター』は、
水中を自由自在に動き回り、[機雷探知]などをするために作られた。
更にハエ型ロボット『ロボ=フライ』は、人が入ることが難しい[化学兵器]
や[細菌兵器]が使用された現場で、その原因物質を探ってくれるのだ。


ロボ=ロブスター

ロボ=フライ
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