世界まる見え!テレビ特捜部
11/05/09 OA
ハイテンポで楽しく学んじゃおう! スペシャル

【噛みつく動物たち】
『アフリカライオン』の噛む力を、『PSI』という圧力を表す単位で算出すると、
4,000PSI以上。これは肉に噛みついた一本の歯の上に『四輪駆動車』が
一台乗っている位の力がかかっていることになるという。
そして、小さく固いトゲのような乳頭で覆われた『舌』も彼らの武器の一つ。
強く舐められると、人間の皮膚などはそぎ落とされてしまうほどだという。

『キングコブラ』は、注射針のような鋭い牙を持つ。
わずか10mmほどの牙には猛毒があり、噛んだ相手に大量の毒液を注入できる。
たったひと咬みでゾウ1頭、人間なら20人を死に至らすことができるという毒は、
唾液が変化したもの。両目の後ろにある毒腺から分泌され、この部分を取り囲む
筋肉が管状の牙に毒を送り込み、敵の体内に注入するのだ。


【昆虫の武器】
アメリカの昆虫学者「ジャスティン・O・シュミット」は、昆虫に刺された時の
『痛みの度合い』を0〜4で表す『痛み指数』を考案した。その指数によると、
『コハナバチ』は指数「0」、刺されてもほとんど気付かない。
『スズメバチ』は指数「2」、ご存じの通り、刺されるとかなり痛い。
痛み指数がもっとも高い、指数「4」には『ネッタイオオアリ』が分類されている。

昆虫界には刺す以外の攻撃をするものもいる。
『ホソクビゴミムシ』の武器は、『有毒な化学物質』を噴射すること。
素早く羽を広げて飛ぶことができない彼らは、1秒間に700回、摂氏100度にもなる
有毒な化学物質をお尻から噴射して攻撃すると言われている。


【凍てつく氷の荒野、南極】
『南極』の氷の量は、およそ3京立方メートルといわれ、これを切り出せば世界中の
1人にひとつずつ、エジプトのピラミッドに相当する大きさの氷を割り当てることが
出来る量になる。


【木星】
太陽から数えて5番目の惑星『木星』は、地球がなんと1,000個入るほどの大きさ。
さらに質量もケタはずれで、木星以外の惑星を質量を全部合わせて2倍にしても、
木星ひとつの質量の方が上回るほどなのだ。そんな木星の巨大な引力は『太陽系の
掃除機』と呼ばれ、小惑星や隕石を次々に吸い込んでしまう。そのおかげで、
地球に大きな損害をもたらす可能性がある隕石などの衝突を防いでくれているのだ。

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