世界まる見え!テレビ特捜部
11/05/30 OA
初共演 子ども天才音楽家 夢のコンサート

<ロシア>の若き天才作曲家、「アレクサンダー・プライヤー(16)」。
次々と湧き上がるイメージを楽譜に綴り、着々と曲作りを進めていく中で、
彼は、世界中の選び抜かれた音楽天才児達を集め、自分が作曲した曲で、
一流オーケストラとのコラボレーションコンサートを開催しようと試みる。

このチャレンジのために選ばれた天才児は4人。
バイオリニストの少年「マイケル・プロヴィンス」、同じくバイオリニストの
少女「シモーン・ポーター」、チェリスト少年「ネイサン・チャン」、最後は、
最年少ピアニスト、上海出身の「チャン・シャオミン」。指揮棒をふるのは、
もちろん「アレクサンダー」である。

彼らに与えられた準備期間はわずか4日。くつろぐ間もなく練習を開始。
すると「アレクサンダー」は『リズムが違う!』と強烈にダメ出しをする。
だが、練習3日目になる頃には、飲み込みの早い天才児達はほぼ習得。
4日間の猛特訓を終えた彼らは、本番でコラボする『ノーザンシンフォニア
オーケストラ』との合同リハーサルに臨むが、5人の天才児達は、全く物怖じ
することなく、リハーサルをこなした。

ついにコンサート当日。
会場は若き天才達の演奏を聴きに来た多くの観客で埋め尽くされた。
音楽関係者も見に来ており、この大舞台で実力が認められれば、更なる成功が
約束される。
いよいよ本番。5人は大観衆に迎えられステージに上がる。
力強い出だしで始まった「アレクサンダー」渾身の協奏曲。「チャン」が
小さな手で懸命に鍵盤を捉え、最初の見せ場に挑む。続いて才能あふれる
2人のバイオリンが観客を魅了。そして、「ネイサン」がわずかな自分の
パートに持てる力の全てを注ぎ、全員で曲を奏でる。
会場は拍手喝采。最高の音楽を奏でた若き天才達に、いつまでも惜しみない
拍手が送られた。

大成功のコンサートを終えた彼らに別れの時がやってきた。
最高の仲間となった彼らは、いつかまた一緒にステージに上がることを約束し、
それぞれの場所へ帰っていったのであった。
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