世界まる見え!テレビ特捜部
11/07/11 OA
本場のワインを造れ! 若きブドウ栽培家奮闘記 in CHINA

中国西部に位置する新疆ウイグル自治区で行われる『ワイン造りプロジェクト』には、
若手ブドウ栽培家「ベンジャミン」、他2名のフランス人が参加する。
フランスチームは早速、計画通りにブドウ栽培が進んでいるかを確認。
すると、ブドウを支える支柱が低すぎて樹が寝てしまっていたり、畑の溝と溝の幅が
適当だったりと、まったく予定通りに進んでいない。
それでもプロジェクトは待ってはくれないので、今後どのようにワイン造りを進めて
いくかを中国チームと検討する打ち合わせが行われた。

しかし、『収穫量の予想』や『畑作りのやり方』など、両国の考え方は全く反対。
とうとう中国側はフランス側の指示を一切聞かなくなってしまう。
それでも地元住民への説明会にはフランスチームが借り出され、責任は取らされる。
「なぜフランス側の指示を聞かないのか?」と中国側に問いただしても、怒り出して
部屋を出て行ってしまう始末。対立の激化から、深刻な亀裂が生じてしまった。

フランスチームはプロジェクトから撤退することも考えたが、若手栽培家の
「ベンジャミン」はブドウの収穫だけは終わらせて帰国すると告げる。

3か月後、ブドウの収穫がスタート。フランスチームの予想通り、収穫できたのは
中国の予測1000トンではなく、フランス側の予測がピタリと当たり75トンと、量は
少なかったが、ワイン工場も完成し、いよいよワイン醸造が始まった。

すると、ブドウ収穫後に帰国すると思われた「ベンジャミン」が、なぜか活き活きと
働き続けている。その理由は、中国側がベンジャミンの為に急遽雇ったアシスタント、
「グリ」という美女の存在。彼女と親密になるにつれ、中国人の作業員とも打ち解け、
仕事がスムーズに進んでいったのだ。

こうして彼が心血を注いだワインが完成。
「ベンジャミン」の作ったワインは、『中国最良のワイン』として絶賛され、
彼は契約を1年間延長。さらには、ウイグル語の勉強も始めたという。


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