世界まる見え!テレビ特捜部
11/07/25 OA
巨大クジラに大接近! アラスカで過ごす夏休み

<アラスカ州南東部・ガット湾>。夏でも氷山がひしめく北の海を船で移動す
るアメリカ人家族「ドビンセント一家」。彼らの目的は『ザトウクジラ』の調
査。母はザトウクジラを研究する海洋学生物学者「シンシア・ドビンセント」。
そしてアシスタントを務めるのが、長男の「ストーム(11歳)」と妹「イブ(9歳)」。
生活のほとんどを海の上で過ごすという親子。物心つく前から
調査船に乗っていたというストームとイブだが、学校に通うようになって、夏休みだけ
クジラ調査に出かけるのだ。

アラスカの海は、夏でも氷のように冷たく、海の中に3分もいれば低体温症と
なって命を落とす可能性もある。その為、いざという時にパニックを起こさな
いよう、極寒のアラスカの海に飛び込み訓練している。

そして、調査船はザトウクジラの群れを発見。群れの行動を詳しく調べる為、
接近する親子。しかし、一歩間違えばクジラに巻き込まれ、ボートが転覆する
恐れも。と、ここでザトウクジラが水面から顔を出し、大量の水しぶきをあげ
るザトウクジラの群れ。単に遊んでいるのか求愛行動なのか、ジャンプの理由
は解明されていない。その時、3頭が同時にジャンプ。長年ザトウクジラを調
査してきたシンシアでさえ、初めて見る光景だ。
ドビンセント一家は、小型ボートで海に向かうと、海面に何やらブクブクと出
る泡を発見した。実はこの泡、クジラが魚の群れを一箇所に追いつめる時に出
す泡。すぐ近くにザトウクジラがいるはず。と、その時、轟音と共に集団が出
現。これを『集団捕食』といい、何頭もの巨大なクジラが一斉にジャンプ。車
がすっぽり入るほどの大きな口で大量の海水と共に魚を一気に飲み込んでいく。
こうして目の前で起きた貴重なザトウクジラの集団捕食の映像に、いつまでも
釘付けになるストームとイブ。クジラ調査は早くも大収穫を得ることが出来た。
しかし、アラスカの海でザトウクジラと過ごす2人の夏休みは、
まだまだこれから。


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