世界まる見え!テレビ特捜部
11/11/14 OA
売ります!買います! おれ達 オークションキング

アメリカ、ジョージア州<アトランタ>にあるアンティークオークション会社
『ギャラリー63』には、世界中の名品や珍品が持ち込まれ、他のオークションでは
見られない珍しいものが多いと人気を博している。だが、オークションに出すには、
それらが正真正銘の本物なのか?を鑑定する必要がある。

◆200年以上も前に作った『吸血鬼撃退セット』
銀の十字架や聖書、そして銀の装飾が施されたナイフなど、怪しげなものが30種類
以上も収められている、「吸血鬼撃退セット」。
鑑定に出すと、今回のものは手作りで、細部にわたるまで実に手が込んだ細工が
施されており、1800年代にヨーロッパで作られた吸血鬼撃退セットに間違いない、
というお墨付きを得た。

◆『ナチス党の党員概要書』
依頼主の父が第二次世界大戦で従軍していた時、ドイツで手に入れたというもの。
ナチス党の党員がどうあるべきかや、「ヒトラー」の思想が事細かに記されている。
軍事品を専門に取り扱う骨董商に鑑定を依頼すると、間違いなく本物との判定が!
しかもカラーのイラスト付きとあって、コレクターなら咽から手がでるほど欲しい
お宝であることが分かった。

◆『風と共に去りぬ』の初版本
しかも著者マーガレット・ミッチェルとおぼしきサイン付き!?これが本物なら、
一万ドル以上の価値があるかなりのお宝だ。
希少本専門家に鑑定を依頼すると、筆跡のクセから、サインは本人の物でないことが
判明。さらに初版本でもないことが明らかになった。1936年5月に初版本が出版され
ているのに対し、依頼品は同年6月に再版されたものだったのだ。偽物と分かって、
オークションに出品することはできない。

いよいよオークション当日。
『ナチス党の概要書』は150ドルでオークションがスタートすると、次々とマニアた
ちが価格を付け競っていき、500ドルで落札が決定。依頼主も大喜びだ。
注目の『吸血鬼撃退セット』は、依頼主の希望価格は7500ドルだったが、1500ドル
からスタートすると、いきなり2000ドルのかけ声!さらに5000ドル、1万ドルと声が
あがり、最終的に1万2000ドルで落札。希望額を遙かに上回る値段での落札に依頼主
の顔も緩みっぱなしであった。


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