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 驚きバレーボールの技  #606 (2001/11/11) 

 11月13日から、バレーボールの世界一を決める、ワールド・グランド・チャンピオンズカップ2001が日本で開催されています。そこで矢野さんもなぜか奮起。自らコーチになり、バレーボールの経験の無いスポーツ選手を集め、科学の力で「目がテン!」ドリームチームを作り、試合をするというのです。

ウエイトリフティング選手  バレーボールの攻撃といえばアタック(スパイク)。アタッカーには高いジャンプ力が要求されます。しかしバレーボールの選手の脚の筋肉は特別に太くはありません。代わりに思ったより上半身の筋肉が発達していました。アタッカーはジャンプをする時、腕を振ります。実は、腕を振り上げることで身体を持ち上げようとする力が働き、高く跳ぶことができるのです。

 上半身の筋肉が発達しているといえばウエイトリフティングの選手。早速大学の選手が垂直高飛びの高さを測定したところ、測定器の目盛りの80センチを越えてしまい測定不能という結果!なんと大学のバレーボール選手よりもジャンプ力があったのです!

所さんのポイント
上半身の筋肉が、高いジャンプ力を生む!ウエイトリフティングの選手はジャンプ力のチャンピオン!?

 実際のアタックにはスピードと正確なコントロールが必要です。そこでアタッカーの選手の腕の動きをスーパースローカメラでよく見てみました。すると、最初はひじを曲げていて、ボールを打つ直前にひじを伸ばしていました。これと同じ動きをするのが野球のピッチャー。実はひじを曲げると、回転が小さくなり、早くひじを回すことができます。こうして速い球を投げることができるのです。こうしてアタッカーと動きが似ている野球のピッチャーが「目がテン!」チームアタッカーに決まりました。

 ようやくアタッカーが決まったところでさっそくアタックの練習です。しかし矢野さんがトスを上げてもなかなか打てません。そこでいらしていただいたのが、元全日本女子チームのセッターの高橋有紀子さん。驚いたことに高橋さんはアタッカーのスパイクジャンプを1度見ただけで正確にトスを上げることができたのです。アタックのタイミングとポイントを見てトスを上げられるのがセッターの条件。アタックはトスが良くなければ打てないのです。

 次はレシーブ。前傾姿勢でボールを追う所がレシーバーと動きが似ている、サッカーのゴールキーパー2人が選ばれました。しかしこの2人だけがコートに立っても、まるでアタックを受けることができません。続いて全日本チームのレシーバー1人に受けてもらうと、さすがにボールに触るのが精一杯。しかしブロック2人に定位置についてもらったところ、なんとレシーバーは1人でもボールを受ける事が出来たのです!実はブロッカー2人は、自分たちのジャンプする位置で、アタッカーのボールをどこに打たせるかをコントロールしていたのです。そしてそれを手でサインし、レシーバーに教えていたのです。こうしてサインに合わせレシーブはボールを拾うことができたのです。「目がテン!」ブロッカーに決まったバスケットボールのセンターとガードに、このサインプレーを教えたところ、見事レシーバーもボールを拾えるようになりました!

所さんのポイント
レシーバーがボールを拾えるのは、ブロッカーがアタックの飛んでくるコースをコントロールするからなのだ!

目がテン!アタッカー  セッターのみがバレ−ボール経験者という「目がテン!」ドリ−ムチームが完成。6時間という短い練習の後、いよいよ試合です。相手は関東大学女子一部リーグ2位という強豪の東海大学女子バレーボール部。いよいよ決戦!「目がテン!」チームは最初緊張していたのか、ミスを連発、相手に8点も取られてしまいました。と、その時、野球のピッチャーが見事アタックを決めたのです!

 これで波に乗ったか「目がテン!」チーム、その後、ブロック、回転レシーブと習った技のオンパレード!結局健闘むなしく25対11で負けてはしまいましたが、選手の顔は清々しく、さわやかな感動を私達に残してくれました

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