知識の宝庫!目がテン!ライブラリー


必勝!岡本 テコンドー
第746回 2004年8月29日


 日本のメダルラッシュに沸いたアテネオリンピック。この放送日には、テコンドーが行われ、あの、涙ながらにオリンピック出場を訴えた岡本依子選手が出場、期待されましたが残念ながらメダルはなりませんでした。そこで「目がテン!」もテコンドーを科学、なんと佐藤アナが挑戦しました。

 実はテコンドーは女性の競技人口が結構多いのです。のみならずテコンドーは女性向きのスポーツとまで言われているのです。それは女性の方が体が柔らかいのが理由の1つ。なぜ女性のほうが体が柔らかいのでしょう?スタジオでも簡単柔軟テストが登場。出演者3人の体の柔軟性を測ったところ7つの項目でクリアできた数は所さんと矢野さんが2つだったのに対し、佐藤アナは6つ。街中で足挙げや体前屈を調査しても、やはり女性の方が男性よりも体が柔らかかったのです。
 これは筋肉の量の問題。女性に比べ男性のほうが筋肉や腱が太く、量が多いので柔軟性に乏しくなってしまうのです。テコンドーは脚を高く上げる競技。なので女性のほうが向いているのです。

所さんのポイント
ポイント1
女性の方が男性に比べ筋肉と腱が少なく柔軟で、テコンドーに向いている!

 佐藤アナは、木の板を足で割る、試割り(しわり)に挑戦します。蹴る時に必要なもう1つのポイントが、片足立ちでもバランスを取れること。これも女性の方が男性よりバランスがいいというのです。本当でしょうか?

男女バランス実験  そこでこんな実験。地震を体感できる車に男女それぞれ二人ずつに乗ってもらい、震度7まで揺らしてみました。すると男性の方が先に2人ともギブアップ。対して女性は1人最後まで残ったのです。
 この2人に今度はシーソーに寝転がってもらい、どこでバランスが取れるかを測ってみました。すると女性2人の方が、下のほうでバランスが取れたのです。  女性は男性に比べ、子供を生むためもあり、下半身に多く脂肪が付きます。なので下半身に重心があり、バランスがいいのです。

所さんのポイント
ポイント2
女性は男性に比べ重心が低く、バランスが良くこれもテコンドー向きだった!

 段々コツをつかんできた佐藤アナ。あろうことか体を回転させて板を割る「後ろ周り蹴り」に挑戦することになりました。しかし結構難易度の高い技で佐藤アナも苦戦。その時佐藤アナが耳にしたのが「バレリーナとはけんかするな」。バレリーナは恐るべき筋力を身につけていて、格闘技界でも一目置かれているというのです。

「後ろ周り蹴り」  そこでバレリーナに試割りをお願いしてみました。生まれて初めて板を割るというバレリーナ、見事板を割ってしまいました!バレリーナは体を回転させる時、素早く目線を前方に持ってきます。これが筋力のあるバレリーナが、目標を正しく見定められた理由。佐藤アナもこの目線を動かす術を訓練しました。
 そしてスタジオで本番です。筋が良いと専門家のお墨付きも有った佐藤アナは、なんと後ろ周り蹴りも成功!見事8級となり、黄色帯を獲得したのです。



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