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体重10キロ超デブ ウサギ
第981回 2009年4月18日


 今、ペットとして人気爆発中のウサギ。そこで、イヌやネコと比較しながら、ウサギのペットとしての様々な特徴を調べていくと、驚くべき生態がわかったのです。

佐藤アナのひざに乗る10キロウサギ  ウサギといえば、白くて赤い目。でも、ウサギ専門のショップには、耳がたれたウサギや、全身が長い毛に覆われたウサギ、さらには血統書付きまで様々な種類がいました。中でも体重10キロのジャンボウサギには佐藤アナもビックリ!
 そんなウサギの人気の秘密は、鳴かないのでマンションなどでも飼いやすいというところ。しかし本当に鳴かないのでしょうか?そこで、飼い犬と比較して検証してみました。まずは、飼い主が去った後、怪しい人物が登場した場合。イヌは警戒して鳴きましたが、ウサギは全く鳴きません。さらにイヌは他のイヌとすれ違う時、威嚇の場合は激しく鳴きますが、ウサギは他のウサギをケージに入れても1匹も鳴かなかったのです。では、こんな場合はどうでしょう?動物園で二重の檻越しにライオンとご対面。すると、イヌは「クゥ〜ン」と鳴き声を出しましたが、やはりウサギは鳴かなかったのです。専門家によると、なんとウサギの声帯は退化しているといいます。そこで内視鏡でイヌとウサギの喉の構造を見てみると…イヌには穴の両脇に声帯であるヒダがありましたが、ウサギにはヒダがありませんでした。しかし、鳴けないウサギでも音を出すことがあります。そのひとつが交尾直後。呼吸が激しくなり、一瞬、喉を震わせて音を出すことがあるのです。

所さんのポイント
ポイント1
ウサギの声帯は退化してなくなっているため、ほとんど鳴くことがなく、都会向きのペットなのだ!

 ペットの日課といえば、イヌはやはりお散歩ですが、矢野さんがウサギと散歩をしようとしてみても、一緒に歩いてくれません。さらに、散歩にやってきた犬に出会ったら、突然、猛ダッシュで逃亡してしまい、とても散歩になりません。それにしても速い逃げ足、どれくらいのスピードなのでしょうか?そこでウサギを直線コースに放ち、その走るスピードをスピードガンで計測したところ、時速はなんと27km!これは逃げられたら大変です。そこで、直径15mのスペースにウサギを放ち、マラソン選手に捕獲してもらいました。まずは比較のため、イヌを放してみたところ、捕まえるまでに13分47秒かかりました。しかし、ウサギは、最初ものすごいスピードで逃げましたが、わずか50秒ほど走ったところで動きが鈍くなり、1分6秒であっさり捕獲できました。なぜ、止まってしまったのでしょうか?実はウサギは体のバランスにしては胸が小さく、心臓や肺が小さいのです。体を丸めフンを食べるウサギ体重に占める心臓の重さの割合は、同サイズのネコの半分程度。だから、ウサギは心肺能力が低く、すぐに息切れしてしまうのです。ウサギは栄養価の低い草を食べるので、胃や腸で消化しきれなかった物を、盲腸にためます。そこで細菌によって発酵が起き、たんぱく質やビタミンが生成されるため、このフンを再び食べて栄養をとっています。ウサギはこんな複雑な消化システムを持っているため、胃や腸が身体に占める割合が大きく、その分心臓が小さくなったと考えられているのです。
 ところで、佐藤アナがウサギを観察していると、いつも元気で、どうも眠っている気配がありません。ウサギはいつ眠っているのでしょうか?そこで、比較のためネコを別々のケージで飼って、24時間観察してみました。すると、ネコは寝たり起きたりの繰り返しですが、ウサギはずっと活発に動いています。夜になり消灯し、無人カメラで撮影を続けてみても、ウサギは動きまわり、なんとそのまま眠ることなく朝を迎えたのです。ネコが15時間以上眠ったのに対して、ウサギは本当に24時間一睡もしなかったのです。実は、ウサギは眠らなかったのではなく、例外はあるものの、基本的に目を開けたまま眠るのだそうです。野生のウサギは常に肉食動物に狙われている危険があるため、すぐに察知できるよう目を開けたまま、浅い眠りを繰り返しているのです。

 さて、イヌやネコは何匹も一緒に飼う人がいますが、ウサギは1匹だけという人が多いんです。では、何匹もウサギを飼うとどんなことが起きるのでしょうか?そこでケージの中にオスとメスを入れてみると…すぐにオスがメスを追いかけ、交尾を始めました。わずか10秒ほどで交尾は終了しましたが、そのわずか1分後、またもやオスが追いかけ交尾をしたのです。なんとオスとメスを一緒にすると傷つくまで交尾を続けてしまうそうです。実はメスの生殖器の周りにはオスを引き付けるニオイ物質がついています。そこでイヌのぬいぐるみを使って実験です。まずはニオイをつけないぬいぐるみを置いてみたところ、無反応で特に関心は示しませんでした。続いて、採取したメスのニオイを軽くこすりつけたぬいぐるみを置いてみると、今度は反応し交尾の動作をしました。そこで矢野さんの腕にもニオイをこすりつけてみると、寝転がった矢野さんの腕に何度も身体を押し付けてきたのです。メスのニオイ物質に反応したオスのウサギは相手を選ばず交尾をしてしまうのです。単純計算すると、1年でオスとメス1組が80匹以上産むことになります。ウサギのオスとメスを多頭飼いするには、それぞれを別々のケージで飼ったりするなどの工夫が必要だそうです。

所さんのポイント
ポイント2
ウサギを何匹も一緒に飼うときは、オスとメスを分けて飼う必要があるのだ!




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