知識の宝庫!目がテン!ライブラリー


アイドル の科学
第1236回 2014年7月20日


 AKB48、モーニング娘。'14など、人気グループが乱立する、アイドル戦国時代。かつて70年代、80年代のアイドルといえば1人で歌うアイドルが多かったですが、今はグループアイドル全盛期!現代のアイドル事情は大きく変わったのです!
 そこで本日の目がテンは「アイドル」の科学。素人でも科学の力で人気アイドルになれるのか前代未聞の実験を行います!

①グループばかりなのはなぜ?

 AKB48、モーニング娘。'14など今人気のアイドルに共通する事といえば!そう、グループ!なぜ今、こんなにもグループアイドルが多いのでしょうか?女性アイドルについて広告マーケティングの観点から研究を行っている専門家に、話を伺いました。
 「今の世の中はアイデンティティーが1つではない、『自分て何?』という答えが1つではなくなったという状況がある」。つまり現代では、自分自身のキャラクターを場面や状況に応じて使い分ける人が増えている為、アイドルに求めるものも多様化したというのです。
 「したがってアイドルである女の子の価値観も、性格のこういう所がいいとか、いつも一生懸命がいいとか色々な尺度で測られることになるので、今までのタレントさんのようにただ美しいからいいとか歌がうまいからいいというだけではなくて、色々な子がいるほうがいいということになります。どんな人でもアイドルと呼ばれる可能性がある時代と言ってもいいでしょう」。どんな人でもアイドルになれる時代…!?
 ということは、例えば、目がテンのスタッフでもアイドルになれるのでは!?そこで、目がテンスタッフのアイドルグループを結成する前代未聞の大実験に挑みます!ある日、目がテンの女性スタッフに次々と声をかけてスカウト。5人のメンバーを揃えました!果たしてこの5人が、素人でも科学の力で人気アイドルになれるのか!?兼高教授ご協力の元、売れるアイドルの要素をすべてつぎ込みます!


②グループ名に隠された科学とは?

 早速、集まった彼女たちにある重大発表!
 ユニット名は、リトマス試験紙と数学を掛けあわせた造語「Litomath(リトマース)」!スタッフなのにアイドルという二面性を表してます!兼高教授によると、グループ名を聞いた時『なんでその名前なの?』という疑問を抱き、その理由に納得すると、印象に残って人に言いたくなる心理が働くそうです。普段は、男性スタッフの間できつい仕事もこなす、頑張り屋さんな彼女たち。それぞれ、目がテンという番組をより良くしようと日々、奮闘しています。そんなガッツ溢れる彼女たちに、今回着てもらったのが…制服風のキュートな衣装!プロフィール写真も撮影しました。


③ファンが盛り上がる曲のルールとは?

 東京・秋葉原。ここには、AKB48劇場を筆頭に、アイドルたちがステージを飾る劇場やカフェが数多くあります。そして色々なアイドルのステージを見ているとファンの盛り上がり方にはいくつかパターンがある事に気づきました!そこで、数々のアイドル楽曲を手がけるクリエイター集団「SCRAMBLES」の方にお話を伺いました。
 「最近のアイドルソングには、ファンが盛り上げやすいいくつかの要素が入っているんです。わかりやすい例だと、ミックス、PPPH、ケチャと呼ばれるものです」。ミックスは、イントロや間奏での掛け声のこと。曲の内容と関係ない言葉が続きます。そしてPPPHは、パンパパンヒューの略で手拍子のこと。ケチャは、アイドルに向かって両手を差しだすこのアクション。インドネシアの踊りにヒントがあると言います。確かに多くのグループでこれら"共通の盛り上げ方"が見られました。つまり、3つの要素が入っているからアイドルソングはみんなで盛り上がることができるんです。


④キャンディーズから続く"振り付けの法則"とは?

 グループ結成から5日後に控えたデビューステージに向け、Litomathのメンバーは振付レッスンをスタート!今回、振付をお願いしたのは、竹中夏海さん!9人組アイドルグループの『PASSPO☆』『アップアップガールズ(仮)』などを手がける、アイドル振り付けに欠かせない方です!
 メンバー5人とも、ダンス経験はゼロ。初日から、悪戦苦闘が続きます…。Litomathのステージデビュー曲「恋の火曜日5時間目」は、理系女子のせつない片想いを歌ったラブソング。その世界観をうまく表現できるでしょうか?実は、この歌詞に合わせた振り付けにも、秘密があるとか!
 竹中夏海「昔から歌詞と振り付けがリンクしているんです。キャンディーズの「年下の男の子」。「あいつ」という歌詞で指をさして、「かわいい」の所で頭を撫でて、「年下の」で下げて「男の子」で親指を立てています」。その後も、仕事の合間をぬって自主練習に励むメンバーたち。果たして本番はうまくいくのでしょうか!?


⑤いざ本番!結成5日で緊張の初ステージ

 秋葉原にあるカフェで毎日開催されている定期ライブでLitomathの初ステージが決定!お客さんには「イベントのテレビ取材」としか伝えていません。たくさんのアイドルを見て目が肥えているお客さんたちは、Litomathのステージにどんな反応を見せるでしょうか!?
 今回は、アイドルの人気を示すバロメーターの1つ、メンバーとファンの2ショット写真をステージ後に販売、その売上枚数をカウントします。
 しかしLitomathは、事前の告知が一切無い初ステージ。こういう場合、何枚くらい売れるものなのでしょうか?カフェのイベント運営を手がけるプロデューサーさんに伺うと・・・「なかなか売れないと思うんですね。新規の人がチェキ(2ショット写真)を撮ってくれるって、言うほどない」。さらに、こんな不安要素も…!「興味ないと帰ったり(他のアイドルの)物販に行ってしまったりする」。興味がないと帰ってしまう!?果たして、Litomathの5人は、無事に初ステージを終えることができるのでしょうか!?
 舞台に上がり、いよいよ歌がスタート!すると早速、振りをマネするお客さんが!!さらに!うっすらですが、ミックスの声も聞こえてきました!そしてリズムが変わると…パン、パ、パンと叩いています!さらにサビではノリノリ!多くの人がケチャをやっています!そしてライブ後、いよいよ2ショット写真の販売をスタート。果たして、購入してくれるお客さんは現れるのでしょうか!?すると…最初にやって来たのはなんと女性!赤担当のりんごちゃんと、2ショットを撮影しました。その後も続々と売れていき…およそ30分間で9枚を売り上げました!科学の力によって、予想以上の評価を得た理系女子アイドルグループ「Litomath」でした!



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